2006年01月10日

出逢ってしまった《死ぬほどいい女》。激流に呑み込まれる…

『死ぬほどいい女』ジム・トンプスン  ♪

ぐへぇぇぇ。ちょっと気持ち悪い…
船酔いしちゃったみたいな感覚ぅ。
なんなんだろう この物語は?
どうしたんだろ ワタクシは?

いろいろ読んでいくうちに
何度か名前を見かけたジムさんの作品を、
ちょっくら 読んでみましたっ!


男 フランク・ディロン(通称ドリー)は働く。
  けっして割のいい仕事じゃない訪問販売員
やさしいドリーは 妻をいたわる。
  家事を放棄していても 寛大に…
人を思いやるドリーは 考える。
  あのカワイくて可哀想なモナを 救い出そうと…
ドリーは 現実の理不尽さに耐えている。
  自分は ぜんぜん 悪くないのに…!!

いやー、ドリーってば 良い人だなぁ。
良い人過ぎて 損な人生送らなきゃいいけど…
なーんて思いますよね、思っちゃいますよねっ。

1/3位までは 正直 訳も分からず ただ読んでました。
1/2あたりで やっとこさ「あれ?あれ?」と思い始め、
そして後半、疾走しちゃいましたよーっ!

モナと出逢ったことで 変わり始める生活
それは パラシュートなしの 空中ダイビングのよう。
加速が加速を呼び コントロールも効かずに落ちていくぅ。

モナと出逢ったことで 表出し始める意識
それは 嵐のあとの川 増水した濁流のよう。
渦を巻き 岩にぶつかりながらも 一気に流されていくぅ。

人の脳ミソって おそろしい面がありますよね。
今の出来事の中から 必要なモノだけを読みとる。
記憶の中から 都合の良いモノだけを思い起こす。

実際の出来事はひとつでも、人の感情や記憶は千差万別
うー、良い方に転がればイイけど でも…
イヤだな、怖いな。

主人公のどこがスゴイって、
なにかのキッカケで新しい自分に変わった訳じゃなくて、
ひとつのキッカケで今迄の自分に歯止めが利かなくなっただけ。

ラストに近づいてくると
頭の中が 分裂しちゃったような
ドリーの中に入っちゃったような
不思議な感覚に陥ってしまいましたっ!





posted by MOW at 20:05 | Comment(2) | TrackBack(0) | 読書
この記事へのコメント
ひょえ〜!こんなタイプの本まだ読んだことありません!
凄いですね!海外作品も読んでみないとな〜。
海外となると、とたんに童話に走ってしまう私・・・。
お子様ですね(悲)
Posted by ベリー at 2006年01月11日 09:17
ベリーさん、こんばんはっ。
脳ミソが汚染されちゃうかもしれませんよー^^
童話から飛び込んだら、刺激的なのは間違いありませんね。
「隣の家の少女」がオススメです!
童謡ってあまり読んだことがないと思うんですけれど、
ユベールさんはそんな雰囲気ですよね。
もしかして、あれはズバリ童謡なのでしょうか?!
オススメあったら、教えて下さーいっ。
Posted by MOW at 2006年01月11日 17:38
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