2006年02月01日

ホラーじゃないのに怖くなる…《スタンド・バイ・ミー》

『スタンド・バイ・ミー ~恐怖の四季 秋冬編~』
スティーブン・キング  ♪♪

キング作品、またまた読んじゃいましたーっ。
前回『IT』を読んでから、もう3ヶ月も経ってるんですねぇ。
いまでも印象が残ってるので、そんな気がしなーいっ。


中編の作品が2篇入っているコノ本は、実は元々中編4つの1冊。
その中から、秋・冬の物語を翻訳したんですって。
原書タイトル『Different Seasons』からも分かるとおり、
あと他に 春・夏モノが残っているのです!
むむむ、読みたい。けど翻訳されてるの?探さなければっ。

キング = ホラーですよね。
誰が考えても…
著者に疎いワタクシが考えても…
でもでも。
本の最初にある「はじめに」でご本人が語っている通り、
コノ本 ホラーじゃないんですよー。普通の小説。

ホラーじゃない…
そう、そんな気はしてました。そうですとも。
だってワタクシ
映画『スタンド・バイ・ミー』ホラーとは思ってません
そして『IT』を読んでる時ですら
その映画がキング原作だったなんて知らなかったんですよー!
ちなみに 読後に知りました。
もひとつちなみに 映画まだ観てません。^^;


とゆーことで「スタンド・バイ・ミー ~秋の目覚め~」。
ちょっとですねぇ、ワタクシ 困ったちゃんですよ。
有名なこの物語、明るく健全な少年モノ だと思ってました。
ちょっと違ってました…。
やはりキングさん。普通の小説とはいえゾゾッとしちゃう。

現在作家のゴードン・ランチャス。12才の頃の9月の記憶。
楡の樹上の小屋 4人の大切な仲間
カード・ゲーム 煙草にヌード雑誌…
思春期への突入を目前にした 少年達。

ある日掴んだ“線路脇死体情報”
ただの物体となってしまった同い年の少年を捜しに出発する。
4人が経験する 特別な2日間…。

なんとゆーか 読んでて大変ですっ。
この物語の中には 人生に於ける岐路があまりに沢山でてくる。
12才児に 何気なく 迫ってくる あまりに多くの選択。

ゴードンの自伝という形で読む キングの半自伝 は、
ある意味 普通なのかもしれない(死体以外は…)
ある意味 特別なのかもしれない(成長において)

曖昧に ボンヤリと 押しやっている記憶を
心の奥から引っ張り出して 突きつけてくる。
人生なんて 公平じゃないし、同じものなんてあり得ないって…

社会や家庭がいかに大切か、考えさせられちゃう。
選択肢が最初から1つしかなかったり、
あるいはそんなもの1つもなかったり、
そんなことが起こらないように出来たら…なんて思う。

うーん、だんだん怖くなってきちゃいました。

なんだか長くなってますけども 次、冬いきましょっ!

「マンハッタン奇譚クラブ ~冬の物語~」
東58ストリート から 東35ストリート249Bへ。
褐色砂岩の建物の 分厚い樫のドア…
そして そこへ通じる 四段の階段…
名もない 紳士クラブ的な 集まり…
毎木曜に語られる いくつもの物語…

なんだか秘密めいたこの物語は、やっぱり怖かったんですけど。
これってホラーじゃないの??
読んでて 心理的に追い込まれていく感じがするんですけども??

知ってしまったら 踏みとどまるしかなくなる。
そんな謎は 謎のまま。 …ドキドキッ。

ここから ホントの恐怖が 始まっていくような
闇と光の 間をフラフラするような、そんな感じ。



映画も観なくっちゃねっ♪




posted by MOW at 18:49 | Comment(2) | TrackBack(0) | 読書
この記事へのコメント
MOWさん、こんばんわ。
「スタンド・バイ・ミー」は怖かったですか?
私は切なかったです。読んだ時、中2の冬休みだったので、あまり読解力もなかったし幼かったのでクリスとゴードンの友情がただただ美しくて悲しかったです。
その後、中3の時、深夜にやってた映画を見たんですが、あまりにも原作に忠実だったので感激しました。特にクリスを演じたリバー・フェニックスに惚れました(笑)リバーファンになって、「ロードショー」や「スクリーン」を買って記事とか切り抜いてましたよ。その後、彼が23歳で亡くなった時はもうショックで泣きました。亡くなった次の夜、ノートにリバーに捧げる詩を書いたのですよ。今思えば相当痛いですね(笑)今みたいにネットとかなかったから、悲しみを誰かと共有することができなかったのです。関係ないことべらべらと書いてしまいましたが、私にとってはキングとの出会いの本であり、リバーを知るきっかけになった本でもあり、翻訳小説が好きになった運命の1冊です。もうそろそろ、再読してみようかな?
ちなみに「マンハッタン奇譚クラブ」は、すっごい怖かったの今でも覚えてます。
「春夏編」の「刑務所のリタ・ヘイワース」は、映画「ショーシャンクの空に」の原作で、「ゴールデンボーイ」も映画化されていますよ。
私は「ショーシャンクの空に」は映画ももちろん好きなのですが、原作の方がそれ以上に好きです。私は原作を読んで泣きました。
Posted by Duca at 2006年02月01日 22:17
Ducaさん、こんばんはー!!
「スタンド・バイ・ミー」は、読んでる時にはそうでもなかったんですよ。死体が出て来ちゃうあたりがチョットグロイかなって感じるくらいでした。
ただ、記事を書いてる途中からだんだんと、夢や希望と社会や現実が入り乱れる ほんの少し前のアメリカという国の現実に打ちのめされていっちゃいました。ホラーとして怖いんじゃなくって、残酷な事実に恐怖感が込み上げてくるような感覚です。
今となっては児童保護について熱く語られてるけれど、そこまで目がいってない世の中では人々が虐待に疑問すら持たないって…。複雑。
Ducaさんは確か「itそれと呼ばれた子」も読んでましたよね?ワタクシの中ではアレに通じるくらいの感情が後からフツフツとやってきましたよぉ。
そうそう、次は映画に突入しようと思います!リバー・フェニックス早過ぎましたよね…人気もあって演技力もあったし、残念です。ファンからすれば詩は痛くないですよーっ。今も取ってあるんですか?それにしても中学生の頃から本を読んでいたなんて…すごい!
春夏編、調べましたよ。でも両方とも映画化されていたとは知りませんでした。やっぱりキング作品は立派ですねぇ。どっちもタイトルだけ知ってて観たことはない映画なんですけど、先に原作を読んでみようと思います。「ゴールデンボーイ」もキング作品だったんだぁ、なんて感心してるんですけども^^
Posted by MOW at 2006年02月02日 20:54
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