病名:若年性アルツハイマー
症状:認知障害 幻覚 問題行動など
原因:不明
対処:薬物療法、その他
受診:脳神経科
私は広告代理店の営業部長だ。
実質的には課長クラスだが…
やっとの思いで参加したプレゼンには
なんとか勝ち抜いてみせる。勝負所だ。
しかしアレだな、最近人の名前が出てこなくなった。
ま、私も少しは年を取ったということかもしれない。
ところでアレだ、アレはどうなっているのだろうか…
最近仕事が忙しかったな。疲れてるのかもしれない…
私はまだ大丈夫のはずだ。
これはですねぇー、
読み終わってから 若年性アルツハイマーに関するHPを
覗き読みしている時に 深い絶望感が襲ってくるという…
そんな物語でした。
読み始めてから半分くらい迄 気持ちが高ぶっていき、
(ワタクシP129の渋谷がツラカッタです)
後半は 主人公の佐伯さんに寄り添って 見守る気分。
もの悲しく 優しい雰囲気の中、物語は進みます。
んー、読んでるときも もちろんなんですけど、
やっぱり読んだあとの方が 心動かされますね!
しかし作者の荻原さんは
どうして患者さんの心を知ることが出来たのだろう。
アルツハイマーを患った方の内部に潜む優しさを、
とっても理解していらっしゃる感じがして、ステキでした。
佐伯さん夫婦の闘病生活は、
これからが本格的になっていくのだろうけど…
なんとかして 一瞬でも多くのシアワセを感じてほしい。
そんな風に願ってしまう ワタクシでした。


