2006年08月04日

再燃する《恋愛、中毒》化する情念。

『恋愛中毒』山本文緒 ♪♪♪

…はっ!!
ダメよ、ダメだわ。
また考え込んでしまった…。
あの人は強引に誘ってきたけれど
二度と他人と関わらないって決めたじゃないの。

水無月美雨(みなづきみう)は振り返る。
幸せだった結婚生活。
全身全霊をかけて愛した夫。
今は 連絡を取ることさえも出来ない。

そして彼女は思い出す。
声をかけてきた男。
以前から知っていた創路(いつじ)功二郎。
承知の上で 自ら足を踏み出してしまう。


一番恐怖だったのは P155、
水無月さんが夫に対する心の内を垣間見せたところ。
ここでやっと
「あ、この物語って ちょっとマズイかも?」
なんて気付く。(遅すぎ…?^^;)
身近な存在である夫から、
これだけの仕打ちをされて…
しかもそのひとつひとつを直球で受け止めて…
それでも愛し続けることができるなんて、強い。
コワイくらいに ツヨイ。そして弱い。

浅黒い肌の人々が住むバリ島へ 初めて旅行した時、
呼吸までもが楽になってしまった主人公には…
ワタクシ同情してしまいました。
「同情なんて、お高くとまってんじゃないわよっ!」
とか聞こえてきそうですけども…
“海外の欧米でない地域でだけ 素の自分になれる”
という事を証明してしまったからには、
日本で過ごしてきた約33年間が 酷かったんだろう、
辛かったんだろう、苦しかったんだろう…
そしてこれからも ストレスと共に生きるんだろう。
と考えてしまうワケですよ。おぉぉぉぉ(><

うー、一気読みの物語でしたっ





posted by MOW at 17:46 | Comment(0) | TrackBack(0) | 読書
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