2007年03月08日

『失踪者』フランツ・カフカ

♪♪♪
カフカってやっぱりおもしろい!
おもしろいなんていったら叱られるかも?
でも読み始めたら途中で本を閉じたくない。
睡眠命!なワタクシですから、
読みながら眠っちゃったのは
おおめに見てもらうことにしましょう。
( ̄▽ ̄) ミノガシテ。

孤独3部作の1つめ!


 カール・ロスマンは自由の女神を見上げる。
 いったいどうしてこんなことになったのか。
 あの女中に言い寄られたばっかりに、
 学校を去り、国を去り、米国へ来ることに…。
 両親から追放されて、たったひとりの上陸。
 言葉もわからず 頼る人もいない異国で
 なんとか生きていかなくちゃならない。
 立派に生き抜いていくしかない…。

カールくんの年齢は 最初17才だったのに、
途中で「もうすぐ15才」とか言ってたような。
そこらへんはイロイロ事情があるみたいですけど
とりあえず それくらいの年齢の♂です。
少年のような、青年のような。

アメリカにやってきたカールくんが、
いろんな所で いろんな人に出会いながら
アメリカを転々とする(せざるをえなくなる)話。

裏表紙にあった説明で
「アメリカ社会を遍歴したあげく、大陸の一点で失踪する。」
とあるんですけど、
ワタクシ ?? と首をひねっちゃう。
どこの一点で失踪したことになってるのー?
( ̄▽ ̄;;) ワカラナイ…

自分も他人も関係なく 正しいことを知ってほしいと思っているカレは、自分に都合のいい主張を通そうとする人々に翻弄されていっちゃう。 どーして、声高に“善良な関係”を求める人が生存しにくいなんてゆー、自己中心的な社会がなりたっているのかぁっ!!
(゙ `-´)/ カァーツッ!

カレのような人が社会の中にとけ込めないのなら、もしかしたらソコにいながらにして既に失踪してるようなものなのかも? ……。 それならカレは、両親の怒りを買い 母国を捨てることになった時から ある意味では失踪者だったのかも知れない。 とっくに失踪しちゃってた主人公の生きざまを、カレが米国へ到着してから 電車に乗ってオクラホマを目指すところまで カフカ描き出しただけ物語なのか…。 そんな風に感じる。 感じたくはないけれど。

なーんてことを考えていたら、
訳者の池内紀さんが 巻末で教えてくれました。 
「『失踪者』にあたるドイツ語は、行方を絶ち、法的に失踪を宣告された者を指している。(原文を短くしました)」
うーん…。
やっぱり親から「出て行け!」と言われた時点で
失踪者になっちゃってたのかな。

#『変身』の記事はこちら!
カフカの孤独3部作、記事はこちら!
#2『審判』
#3『城』




タグ:苦悩 ♪♪♪
posted by MOW at 14:38 | Comment(0) | TrackBack(0) | 読書
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