2007年03月10日

『顔に降りかかる雨』桐野夏生

♪♪♪
ただでさえ花粉が飛んでてイヤだ、と思っているのに、
原付で走っていたら ダンプの後ろに付いてしまった。
前が見えなくて不安だし 排気ガスも大量だし……。
そんなとき
目の前のダンプに張られているステッカーに気付いた。

【最大積載量 義理と人情】

…そ、そうなんですか? ( ̄◇ ̄;) エッ?

軽く10トンは積めそうな車だっていうのに
最大でも義理と人情だけしか載せてないの?
往路は 両方とも載せてたとしても
復路は 空っぽだったりするんですね。

そんなのイヤだ。
もうちょっとなにかあるんでしょ?
お願いだから「ある」って言って!
o(T◇T)o オネガイィ

そんな不安を抱きながら読み始めたのは、
桐野夏生さんです。
タイミングが良いのか 悪いのか…。

 村野ミロは友人耀子の恋人、成瀬の訪問を受ける。
 突然のことに驚くが 彼の口から告げられたのは…
 耀子が 暴力団絡みの1億円を持ち逃げした話し。
 「まさか!」と思いながらも巻き込まれ、
 成瀬とともに事件を解明し始める、ミロ。
 いったい何が、どーなってるのよっ!!


読み終わると 倦怠に包まれた溜息をひとつ。

義理人情を少ししか載せることができなくても、
まぁ そんなものかもしれない。
それくらいでも まだ良い方なのかもしれない。
人間だもの。
と思えるようになってしまいました。
( ̄‥ ̄)=3 イイノ? ワルイノ?

パズルがキレイに完成するようなミステリ小説
ではなくて、
生っぽい、獣のニオイがするミロの1週間の話。

女流ハードボイルドで
1993年江戸川乱歩賞受賞作品です。

今の桐野さんの作品が
「グロすぎて読み切れないわぁ。」
なんて思っている方は、
これくらい昔の作品を手に取ってみたら
いいかもしれませんYO!





posted by MOW at 16:57 | Comment(0) | TrackBack(0) | 読書
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