このマヌエル・プイグさん
ラテンアメリカの作家さんです。
もしかしたら有名なのかもしれないけれど、
ワタクシ自身のために 書いてみました。
だって忘れちゃいそうなんだもーん。( ̄▽ ̄)
この前読んでみた本(#記事はこちら)に
登場していて興味を持ったので読んでみました。
政治犯として服役中のバレンティン26才(♂)と
性犯罪で服役中の、モリーナ37才(♀+♂)と。
ブエノスアイレスの監獄で二人は同室になる。
そしてモリーナはバレンティンに
映画のストーリーを語り始める。
黒豹の女の話、ゾンビになった女の話、
愛する男に出逢ってしまった女の話…。
外の世界のなにものからも隔絶された密室で
二人はお互いを知っていく。感じていく。
ここから先が あるのだろうか?
何も知らずに読み始めたら ちょっと戸惑っちゃいました。 だって監獄の一室で♂と♀が会話してるんですもん。 男女共同の監獄?! …モリーナがいわゆるホモセクシュアルの男性なのでしたっ。 納得っ。
モリーナがバレンティンに映画の内容を語り続けることが、実はワタクシ 最初はつらかったです。 「もぅ、いいよ…」という感じで。 でも3分の2を過ぎたあたりからだんだんと好きな感じになってきました。 ほとんどが会話で成り立っている物語なんですが、その会話と映画の話とが 絡んで混じり合ってくると、映画の長いストーリーも気にならなくなってきて。 とゆーか、モリーナの口からもっと映画を聴きたい、もしくはモリーナのように映画を語ってみたい、と思うようになってしまいました。 不思議ぃー。
(o ̄∇ ̄o) ナンデダロゥ。
監獄の中のひとつの部屋に生活するとゆーことは、たまたま同室になった人間との関係以外は切り離されてしまうわけですよね。 ある意味で、成長した大人が これほど無防備な状態でいられる場所があるなんて すごいことだなぁ、なんて思います。 狭い空間に二人きりとゆーことで、こーなると[心vs心の構図]しか残らない気がする。 いくら正反対な人生を歩んで来ても、ここでは人間性で勝負するしかない、みたいな。
o(`へ´o) タタカイ ナノダ!
「男の人に抱かれると…少し怖い」こんな刺激が必要で それを求め続けているモリーナは、「幸せだったのに何もかも失った後って、なおさら辛いんじゃない?」とも言う。
マルクス主義に全てを捧げているバレンティンは、「まるで…心が愛情を分泌しているみたいだ、ひっきりなしに…」とつぶやく。 彼は、愛を知っている。
この記事で詳しく状況を書くことはできませんが。
最後の最後、バレンティンが暗闇の中で話している相手は モリーナだったんじゃないだろうか?と感じています。 モリーナの下した決断は、彼女(肉体的には男性だけれど)が自分の人生を幸福な状態のままにすることと、そして愛する人の記憶の中にとどまり続けることの両方を 叶えたんじゃないかな。 本当の自分になるために、男性の外見を捨てたような気がする。
一番分かってもらいたい相手に「あたしは、マルタじゃないのよ。本当はモリーナなのよ。」と、暗闇の中で打ち明けることもできない、という 人的搾取に縛られながら…。
ところでプイグさんは、
当時のアルゼンチンで直接的なゲイを描いて
大丈夫だったのでしょうか。むむぅ。


