2007年08月08日

『憑神』浅田次郎

♪♪
あたふたあたふたしている間に
いつの間にか日々が過ぎ去ってゆく。

年を重ねるごとに、それは早く感じる。

それはムダなことだったりするのかなぁ。

そんな日常の中に、ときどき、
ちょっと毛色の違う出来事がやってくる。

するとどーでしょう。
それまでの自分は眠っていたのか?!
と疑心暗鬼になってしまうくらいに
たくさん考えちゃったりして。

のほほんと暮らしている自分も
なんだかヤリ手風(?)な自分も
どっちも同じ、ただのヒト、なのになぁ。


 彦四郎は想う。
 勉学に勤しみ、剣の腕も立つ自分が、
 間抜けな兄の次に産まれた次男だからって…
 なぜにこのような生きザマなのか?

 婿入り先から離縁され、妻子とは離ればなれ。
 出戻りのタダ飯喰らいとはなんたるザマか?

 そこに現れたのは「三巡稲荷」。
 取り敢えず、拝んでおこう。
 どうぞよろしく、と。

 はてさてこの先、どうなることやら。

憑神 (新潮文庫 あ 47-3)
憑神 (新潮文庫 あ 47-3)
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それまでの彦四郎の人生が、
憑神の心を揺さぶるほどのものかは分からない。

それに…
ワタクシが彦四郎並の人間性を持ち合わせている
とも思えない。

けれど、この物語を読んで、ホッとしちゃった。

生き方や死に方に思いを巡らす、ヒトと産まれて、
今までも自分なりに考えてきた、と思い返す。

回り道もしてるし、格好良くもないけれど。
( ̄ー ̄; ホント、ソウダネ。

自分で作ってきたワタクシの人生を、
「あー。もうちょっと頑張ってみるかなー。」
と、思わせてくれました♪

浅田作品、記事はこちら。
#『シェエラザード』
#『輪違屋糸里』




posted by MOW at 20:51 | Comment(6) | TrackBack(1) | 読書
この記事へのコメント
そうそう、わかる!
私も同じような感覚を、この本読んで感じました。
刀の手入れの大変さとか、そんなことにも
感心した一冊でした。
Posted by ベリー at 2007年08月09日 21:06
あ、わかっていただけますー?
今なにげに次郎さん著「蒼穹の昴」が手元にあるんですけど
科挙とか出てきて儒教チックらしいじゃないですか。
なんだか「忠」だなぁ、と思います。

刀の手入れ、大変さを知りませんでしたよね!
ワタクシ的にはお兄さんがなんとも憎めない感じで…
さすが次郎さんですー。
Posted by MOW at 2007年08月10日 19:42
うんうんっ!!
お兄さんが良かったですねっ。
私は、あっちのほうに憧れを感じます(笑)
Posted by ベリー at 2007年08月10日 19:55
あはーっ。
あれくらいの人物は、なかなかいないですよね。
憧れる気持ち、たいへんよく理解できまするーっ。
(≧▽≦)/
Posted by MOW at 2007年08月10日 20:35
彦四郎が憑神達に翻弄されながら、たくましい若者に成長していく様はまぶしいくらいでした。
映画も見てみたいですけど、どうなんでしょうね。妻夫木君が主演していましたよね?
ラストは、涙なしではいられませんでした。
時代物デビュー、一作目です。
今では、時代物の方が好きになってしまいました。
ブックマークさせていただきました。
どうぞよろしくお願いいたします。
Posted by ふうたん at 2008年04月02日 14:38
ふうたんさん、こんばんは。
ブックマークしていただいてありがとうございます!
ただただ嬉しいです。
この物語で心動かされた自分に、ホッとした覚えがあります。
映画は妻夫木君主演でしたね。
観た人は「なかなか良かったよ。」と言ってましたけど
ワタクシはまだ観る勇気が湧いてきません…。
いまだに時代物を少ししか読んでないワタクシですが
こちらこそどうぞよろしくお願いします。(>▽<)
Posted by MOW at 2008年04月02日 21:05
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