2007年08月20日

『幸福な食卓』瀬尾まいこ

♪♪
読んだあとスグに、携帯を手にして電話をかけた。

「自転車、持ってたよね。貸してくれる?」

了見の狭い友達じゃない。貸してくれるはず。
そう思っていたワタクシは 絶句した。
電話の先にいる友達は、こう言ったのだ。

「うーん…。ムリ、かな。

購入直後から飾り物と化していた彼女の自転車は
錆びつき、タイヤの空気も抜け、無惨な状態らしい。

まさかこんな落とし穴があったとは…!!
人生は驚きの連続です。( ̄ロ ̄||| ガーン

自転車に乗りたい。

この両腕でハンドルを握り、
この両足で力一杯ペダルを踏みつけたい。

もしも今 自分の力で風を斬ったならば、
通学のために自転車を使っていた高校生の頃とは
違った何かが、心から溢れてくるだろう。

そう思った。この本に、そう思わされた。


「幸福な食卓」
 家族が必ず揃う朝の食卓で父さんが言った。
 父さんを辞める、と。
 母さんはいなくなっちゃってるし、
 兄の直ちゃんはどうでもいいらしい。

「バイブル」
 直ちゃんは学生時代、スゴかった。
 成績もトップ、運動神経もバツグン。
 直ちゃんが小林ヨシコと付き合い始めた頃、
 私は塾で 大浦君と出会った。

「救世主」
 私の知らない直ちゃんの姿が
 最近見えてくるようになった。
 学校での時間が苦しくなってきた私を救ったのは
 母の予言の通り、あの人だった。

「プレゼントの効用」
 大浦君はアルバイトを始めると宣言した。
 1ヶ月後のクリスマスに向けて、頑張るそうだ。
 私へのプレゼントのために。
 私は大浦君のために、なにができるだろう。

幸福な食卓 (講談社文庫 (せ13-1))
幸福な食卓 (講談社文庫 (せ13-1))
モバイルの方はコチラ



どうしてこんなに自転車を漕ぎたくなったんだろう。

中学生から高校生の佐和子ちゃんが主人公の物語は、
もちろん自転車がメインの話…
…では ありませんっ!!

なんだか無性に恥ずかしくて…。
生きるってことを身体で感じていない自分が、
しょーもない気がしてきて…。

そんな気持ちを自転車で誤魔化したかったんだと思う。
それこそ情けないんだけれど。

♪のような、♪♪のような…

映画幸福な食卓 プレミアム・エディションにもなってたんですね。

瀬尾作品、記事はこちらー。
#『図書館の神様』
#『優しい音楽』




posted by MOW at 17:36 | Comment(0) | TrackBack(0) | 読書
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
TOP▲

×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。