2005年08月07日

入り込みすぎて、現実に戻るのが大変?!

「オレンジの壺」宮本輝  ♪♪♪

傑作!!
というより他に、言葉が見つからないのです!

ハラハラドキドキ、ちょっとジンワリ、
そして読み終えた後には、スッと背筋が伸びるような清々しさ。
84ページで2度目に「オレンジの壺」っていう単語がでてきてから、
本格的に物語が始まっていく気がします。

内容はといえば、
自分に「つまんない女」のレッテルを貼ってる佐和子さんが、
おじいちゃんの日記に多大なる興味を持って、行動していくんです。

すっごい分かんない説明じゃありません?

あーっ!言いたい!!でも言えないっ!
だってイイんですもん。



第一次世界大戦と第二次世界大戦の狭間に渡欧した
おじいちゃんと。
現代で幸せなのか不幸せなのか分かんない人生を送る
佐和子さんと。
この2つが合わさった時に、
爆発的な展開を見せるんですよぅ。

戦争、人種差別、当時の世界の情勢について、
階級、秘密組織、現代も消えない痕について。

ミステリやサスペンスの印象も残るけどー、
でも、何が書かれているにしても、やっぱり人間の話。

それに、歴史に疎い佐和子さんと一緒に、
いろいろな事を知っていくことが出来るので、
難しくない(ここ重要!)。

おじいちゃんの日記を読みながら
その時代を生きることができるし、
佐和子さんと行動するので
フランスやエジプトを旅することができる。

なによりワタクシには、
佐和子さんがとっても魅力的に見えてなりません!

ということで。これは宮本輝がイイって聞いて、
ワタクシが初めて手を付けた作品。
でも勧められたのとは違うタイトルなんですけどね(^^)

「宮本作品ならなんでもいいや、取り敢えずー」、って
裏表紙の説明も何にも見ないで買っちゃいました。

そしたら「オレンジの壺」っていうタイトルからは
まーったく想像の付かない内容の本で…
だって、なんとなく、カワイイ感が漂うっていうかぁ。
そう思いません?

あぁ、読んで良かったぁ。





posted by MOW at 15:06 | Comment(0) | TrackBack(0) | 読書
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/5689962

この記事へのトラックバック
TOP▲

×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。