2007年11月02日

『ダーク』桐野夏生

♪♪♪
ワタクシの中で桐野さんといえば
心の中のドス黒い塊的イメージなんですが、
思い返せば今までは引っかかりがあった。
登場人物の精神状態が変化するとき、
「そこのところ、もっと知りたいよ!」と。

そんな思いを打破できたのが『ダーク』
女探偵村野ミロシリーズ、第5弾ですっ!
やっぱり続きものって好きだなぁ。


6年前、私は成瀬♂を裏切った。
親友の恋人だったカレを、警察にチクった。

「四十歳になったら死のうと思っている」

こんな風に考える私は、どこからやって来た?
父に、会わなければならない。

「お前に何が起きた。お前は何をしに来た」

私たちは父子だが、血はつながっていない。
私たちのつながりは、母だけだった。

私が中学生の時、その母は死んでしまった。

38歳と2か月の今、私は父に会いに行く…。

ダーク (上) (講談社文庫) ダーク (下) (講談社文庫)
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この物語にはひとりの女性が登場する。
ミロと同年で体格の良い盲目のマッサージ師、久恵。
目の見えない彼女は ふてぶてしい
自らの障害を、支えとし、武器にしている気がする。
そんな彼女から発せられる「パパリン」の言葉は、
ワタクシから強烈な嫌悪感を引き出す。

「何者っ?!そして、何様っ?!ヽ(`◇´#)ノ」

だけど久恵も…ひとつの味付けに過ぎない。
あくまでも、ミロ。主人公は、激しいミロ。

ソシ子ボンタンアメ.jpg
↑友人がソ○エで貰ったソシ子さん。

シリーズ4作品を通して覗いてきたワタクシは、
ミロの中学時代から38歳2か月までの人生を
つまむ程度にだけど、知ってるもーん。<( ̄^ ̄)>
だから解る。
確かに6年前の彼女からは想像もつかないけれど、
今のミロが解る。
解る自分が怖かったりもする。

今思えばこの本の中には、昔と変わらぬ彼女がいる。
長年育まずを得なかった心を、解き放つ彼女がいる。

やっぱり、ナマで獣っぽい。(>□<) ヒィーッ!!

第4弾『ローズガーデン』での
元夫・博夫の自殺に関しても、納得がいきました。





posted by MOW at 20:20 | Comment(0) | TrackBack(0) | 読書
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