2005年09月12日

ベトナムの残影、未だ消えず。

「ボーダー・ミュージック」ロバート・ジェームズ・ウォラー  ♪

ちょっとつらい感じの、
ちょっと切ない感じの、
そんな物語です…。

正直最初の半分くらいは、読んでて退屈でした。
なんでかなぁ。

あまりにもアメリカ過ぎて…?
あまりにも主人公の年齢が高すぎて…?
どうなんだろう。
ちょっと取っつきにくかったんです。

でも、後半は良かったですよ。
それぞれの思いが 絡まっていくというか、
だれにもどうしようもない事って
あると思うんですよ。

こうしたかった訳じゃない
こうなりたかった訳でもない
これからどうなるか分からない
これからどうしたいのか分からない。

全部、間違いじゃないし、
全部、正解なのか分からない。

ジャック・カーマインの人生と
リンダ・マーガレットの人生と
ヴォーン・ローマー の人生と
ボビー・マグレガー の人生と。

それぞれが繋がりながら、交差して離れて…

一見自由奔放な彼の生き方に憧れて、
将来を見据えた彼女の選択に賛成し、
ここらで一発!的な彼の行動に喜び、
最後のあがきへ突進するのを見守る。

自分の生き方に納得できる人って、
どれくらいいるんだろう。



ベトナム戦争の記憶も重要なポイントを占めてます。
文章の表現とかは難しくはないけど、
のほほん日本人なワタクシには、理解はしづらいのかも。
「つらいんだろうな」って思う。

戦争に行った人の、帰国後の精神的なダメージって、
想像以上に過酷なんですよね。
昔、そういったドキュメントをTVで観たことはあります。

そりゃそうですよね、
平和に生きるための世界から、
殺すのが仕事の世界へ飛び込んで、
その後に再び、生活するなんて。
それも「なに食わぬ顔で」生きろなんて…

ワタクシたちは
みんなボーダー(境目)に 生きているのです。





タグ:恋愛
posted by MOW at 08:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | 読書
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/6825802

この記事へのトラックバック
TOP▲

×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。