2007年11月23日

『軽井沢のボーイ 少年という名の犬とすごした4年半』海老原靖芳

♪♪♪
本棚にズラーッとならんだ数多の本の中から
なんの予備知識もなく目に飛び込んでくる1冊がある。
ちなみに前回の飛び込み本は#こちら

ひと目見ただけで恋に落ちてしまったり、
いつもは安全運転なのにスピードを上げて運転した
15分の間に白バイに捕まってしまったり、
それは避けようとしてもなかなか難しい出来事なのだ。
注:良い子のみなさま、運転は慎重に。
注の注:良い子のみなさまは、運転しません。( ̄ー ̄;

この前久しぶりに読んだ#輝チンの『避暑地の猫』
物語の舞台が軽井沢だったからかもしれない。
『軽井沢のボーイ』というタイトルが、その内容までは
一見しただけじゃ分からずに気になったからかもしれない。

とにかくワタクシは、この本が目に入り
そして手に取り、読もうと思った。
読まなくちゃ、と思った。


軽井沢は、昔からキライだった。

犬だって、ぼくは小さい頃からキライだった。

そんなぼくは、ハタチの頃に出会った人と結婚した。

軽井沢に対するイメージが変化していくと
ぼくたち夫婦は、その地に住むことにした。

血液型がA型の、計画性のあるぼくの計算違いは、
血液型がB型の、犬好きな女性を好きになったことだ。

ぼくたちは、犬を飼うことになった…。

イングリッシュ・コッカー・スパニエルのオス。
白黒柄のカレの名前は、ボーイに決めた。

軽井沢のボーイ―少年という名の犬とすごした4年半
軽井沢のボーイ―少年という名の犬とすごした4年半 モバイルの方はコチラ



自宅で犬を看取るのは大変だった。
脚を引きずるようになり、そのうちに歩けなくなり、
とうとう動けなくなり、目も見えなくなっていく。
痩せていく身体を目の当たりにしながら
水やエサを口移しまでとはいかないまでも、
自分の、この手で、犬のクチまで運ぶようになる。
垂れ流しの糞便を根気よく処理し、
全身を撫で、話しかけ、生きてくれるように願う。
褥瘡予防に身体を動かすと痛みの余り噛みついてきたり
ましてやごくたまに溜息をひとつついてくれただけでも
消えていない生命の灯火に、歓び、安心する。

人の介護をしている方々には
そんなことでなにを甘いこと言ってるんですか!
と怒られてしまいそうだけれど、
ワタクシにとっては、人も犬も一緒で、家族。

でも…。
4年半という短い期間しか一緒に過ごせなくて
その終わりが何の心構えもなくやってきてしまった
そんな著者夫婦の気持ちは…
ワタクシなんかには分からないかもしれない。

ただ、お二人の飼い犬の愛し方が、好きです。
お笑い番組の放送作家である著者の、
なんとも言えない語り口も、とても好きです。





posted by MOW at 20:48 | Comment(0) | TrackBack(0) | 読書
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