2007年11月26日

『しかたのない水』井上荒野


昨夜、仄暗い通りを歩きながら携帯に向かって
ケンカ別れしている最中の女性とすれ違った。

最近、2号さんの立派な成果として評判の一戸建てが
売りに出されているのが近所での話題の中心。

そして、噂話に精を出すワタクシたちだって
ちょっと触るだけで埃がわさわさと舞い散る。

人間っていったい…ぷっ。


昨日、女を殴った男の「手紙とカルピス」
昔好きだった男の名前を呟く女の「オリビアと赤い花」
早期退職で古本屋を開く男の「運動靴と処女小説」
母と同居の女の「サモワールの薔薇とオニオングラタン」
幽霊になった我が子と暮らす女の「クラプトンと骨壺」
妻がいなくなった男の「フラメンコとべつの名前」

しかたのない水 (新潮文庫 い 79-2)
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昔々、何事も3日坊主のワタクシ(これは今でも)は
スポーツクラブに通い続けることが出来なかった。
鍛えようと思って入会したのに
体重だけがグングン減少する現象に耐えられなかったし。
注:やり方が間違ってただけ、もしくは忍耐力がないだけ。

あの時ちゃんと継続していたら
なにかの出来事が起こっていたかもしれないなぁ。

スポーツクラブに通う人々を描き出したこの物語は
ちょっとした好奇心を募らせる。

ワタクシの歩んでいる現実から半歩だけズレたところを
登場人物たちが様々な速度で行き来している様子が見える。

これから先のワタクシの人生は
「やばい。今、井上荒野に見られてるかも…」
とドキドキしながら暮らしていく羽目になりそうな予感。
気を付けなくっちゃ。( ̄▽ ̄;;)

本のタイトルが絶妙!なんですけども
今のワタクシとは少し離れた場所にある本でした。




タグ:恋愛 短編
posted by MOW at 20:10 | Comment(0) | TrackBack(0) | 読書
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