2005年09月29日

流れに乗って多くを得る《千年旅人》。

「千年旅人」辻仁成  ♪

ワタクシ辻さんの作品を初めて読んじゃいました!
いや、知ってたんだよ、名前だけはっ。

「中山美穂のダンナさん」くらいの認識ですけど。

でもあんまり興味なかったってゆーかぁ、
どんな作品書いてる人か知らなかったってゆーか。

最近になって、石田衣良作品を読んでたら、
どっかで
「平成の辻仁成狙ってんじゃないのぉ?」
的な意見を眼にし…
石田作品を気に入り始めてるワタクシは、
「あ、そうなんだぁ。
 じゃ、ちょっと試してみちゃう?!」
くらいのノリで。

一応言っときますけど、
石田さんがホントに辻さんを狙ってるかは
知らなーいっ!


そーなんですよ、初めて読む辻作品。
それにしてはディープなのを選んでしまったのか??
それともいつもこんな感じなのかー?

とーっても深い悠久が潜んじゃってますってば。


短編3篇からなるコノ本は、
生と死、
そして死後の世界観に関する物語でなりたってます。
どよよーん…



「砂を走る船」
海で自殺することを決意した青年が辿り着いた先は…
ぜーんぜん 絶好の死に場所じゃない海岸。

毎日、沖の船に向かって手旗信号を送る少女の姿、
一艘の難破船をたった一人で修復しようとする男、

ここでは 人が背負っているものを受け入れながらも
無条件に生きていく 生が息づいてるんですよ。

生きていることを感じながら 味わって食べる食事は
どんな味がするのか、どんな喜びを感じるのか。

この作品は、「千年旅人」のタイトルで映画に!
豊川悦司大沢たかおが熱演です。
第56回ヴェネチア国際映画祭招待作品。

「シオリ、夜の散歩」
シオリと関係を持ってた 2人の男 僕とリヒト。
シオリが居なくなってから出会った男僕とリヒト。

僕 が知ってるシオリ。
リヒトが知ってるシオリ。

人 の存在って何?
自分の存在って何?

どうして こんな時に野球観に行くのさー。
どうして 僕とリヒトがぁっ…。

最後の爽やかな風のような風景が 印象的っ!

「記憶の羽根」
姉弟愛、親子関係、揺らぐ衝動、夢の中の風景。

永遠に続くはずの時間の中で、一瞬一瞬だけを生きていくしかない人間が
本当に必要だと思うものはなんなのかっ!
実際に追い求めてるものはなんなのかっ!

僕の姉ミチコ
夢に出てくる女性
クタで出会った女性

僕 の中で、
悠久の年月が流れていくのを感じられちゃう。

ワタクシは、この中ではコノ作品が一番好きかな、
好きだなぁ。
でも正直、石田衣良の方が好き。





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posted by MOW at 08:57 | Comment(0) | TrackBack(2) | 読書
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