2008年01月30日

『幽霊たち』ポール・オースター

♪♪
あわわわわ。
やばい、やばいよ。

避けて通らなくちゃイケナイものが
否応なく押し寄せて来るよ…( ̄▽ ̄;;)

NY3部作、その2。


ブルーは独り立ちした。
師匠であるブラウンが引退したとき、
ブルーは独り、私立探偵として。

依頼人のホワイトは、こう言う。
「ブラックを見張れ。」
断る理由なんて、ない。
ブルーのブラック番が、始まる。

ブルーは考える。
ブラックについて
そして時々、ホワイトについて。

幽霊たち (新潮文庫)
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人はやっぱり独りでは生きていけないと思う。
社会生活としての繋がりウンヌン以前の問題として。

自己の生存をかけて、単に今を生き抜くワケじゃない。
放っておいても大抵は
自分のことも他人のことも考えてしまう。

人間という考える動物が
もしも独りで長い時間過ごしてしまったら…
それはある意味地獄なんじゃないだろうか。

無人島にたった独りで暮らしているならともかく
自らの思考の対象となる他人が存在している場所で
それらの人々と深く関わることなく
独り静かに過ごしていたならば…
それはやっぱり地獄なんじゃないだろうか。

頭の中で繰り広げられる期待や失望に押しつぶされ、
自ずと疎外感に苛まれていくだろう。
自らを嫌悪していくことになるだろう。


とはいえこの物語は、
自己で始まり、自己で完結している。
ブルー、ホワイト、ブラック、ブラウン…
登場人物は螺旋のように重なり、もつれていく。

著者のポールさんかもしれないし、
ワタクシかもしれないし、アナタかもしれない人物の、
ある一瞬のヒラメキが繰り広げられた、物語。

普段は記憶の深奥にしまい込んでおかなければ
生活していくことが困難になる、記憶。

ポール・オースター作品、記事はこちら!
#『ティンブクトゥ』
ポールさんのNY3部作↓
#1.『シティ・オヴ・グラス』
#3.『鍵のかかった部屋』





タグ:♪♪ 苦悩
posted by MOW at 20:58 | Comment(0) | TrackBack(0) | 読書
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