2008年02月29日

『デブの帝国 いかにしてアメリカは肥満大国となったのか』グレッグ・クライツァー


ちょっと前から気になっていた本です。
読まなくてもいいんじゃないか、いいんだろうなぁ、
と思いながらも頭の片隅に居座り続けていたこの本。

どーでしょう。どーなんでしょう。

この本を読んだ
標準以上に脂肪を蓄えているアメリカ人 は、
必要ない脂肪を燃焼させるべく変化したのでしょうか。

どーでしょう。どーなんでしょう。
(悪意はありません。念のため。m(_ _)m)


1970年代から食生活が変わってきたんですよ。
それまでのショ糖よりも安価だけれども代謝経路の違いにより脂肪の蓄積を促進する甘味料の高果糖コーンシロップが開発されたし。
ファストフード店が顧客獲得及び収益増収の為にサイズのアップやセット販売を始めたし、それにフライドポテトはパーム油で揚げられているし。
イロイロですよ。ほんとにイロイロ。

最近2型糖尿病の患者が増えているんですよ。
しかもそれが子供にまで広がっているんです。
これって以前では考えられませんでしたよね。
でもただでさえ肥満児はドッジ・ボールの標的にされたりしているのに、これ以上心に傷を残さないためにも、「脂肪を落とせ」とは言えないんですよ。
タイヘンですよ。ほんとにタイヘン。

デブの帝国―いかにしてアメリカは肥満大国となったのか
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この表紙↑から想像するイメージとは違って、グレッグさんのとってもマジメなレポートです。 政治や外交、階級や収入、企業やマスメディア、果ては人権まで論じられていたりして。 それなのにこーいった本を読むとき、「自分が書いた本、売りたいだけなんじゃないの?」と、ワタクシの中のイヤラシい人格が顔を出します。

たしかに要因としてはいろいろなことが重なって、現在のアメリカが彼の言うところの「デブの帝国」になっているのでしょう。 が。 それって高果糖コーンシロップのせいなの? それって、ファストフード戦略のせいなの? んー、どーなの。(-""-;)

この本に書いてあるような「なにをいくら食べても構わないんだ」という風潮が、米国と同じように70年代以降の日本にも存在したのかどうかを、親に聞いてみたんです。 その答えは、「そんなことあるわけないじゃない」でした。 腹八分目がちょうどいいし、食べ過ぎれば太る。 体を動かさなければ熱量を消費出来ないし、使わない体は動かなくなるに決まっているわよ、と。 そりゃそうだ。( ̄ー ̄;

どんな生活をしていたとしても太り始めたことは自分で分かるし、分かった上で生活を改めないならば、そのうちに不都合が出ることも想像がつきますもんね。 たとえ遺伝子云々があるにしても、何かしらの疾病を罹患している場合を除けば大抵は、自分の体型は自分自身の選択によるものだと思う。 そしてそれに付随するリスクは分かってるハズだし、それは当然本人に責任があるのだから、それはそれで尊重されるべきだとも思う。 いわゆる肥満体型でも構わないと本人が思うのであればそれで良いし、脂肪を落としたければ落とすしかない、というか。 だって脂肪吸引にチャレンジする以外には、自分で自分のなりたい体型を目指すしかナイじゃないですか! 厳しいことを言ってるような気がするけれど、でも本当のことだとも思う。 ちなみにワタクシは今、太り気味です。 はぁ。 頑張るしかないのか、やっぱり…。


そういえばアメリカではスポーツクラブを「教会」と呼ぶ人がいるとか、いないとか。 体を動かせる「教会」へ場所へ通うことが出来たり、屋外を走れるような比較的安全な場所に住むことが出来るのは、中流以上の収入が必要だと書いてあったことには納得しちゃいました。 逆に貧困層に肥満が多いというのはあんまりイメージが湧かないかな? だってもしも家計が苦しいのならば、太るほどの金額を食費に割けるとは思えないんですよね。 ファストフードやスナック菓子は論外みたいなイメージなんですよ…。

最終的に「こうすれば減量可能」と記載されていますが、「事実を歪曲してイイトコ取りをするらしい米国マスメディアや市民(これは著者の説で、本著に記載されている。)」は、これを読んで「自分が今太っているのは○○のせいなんだ!」という言い訳を得るだけのような気がするような、しないような。んー、ホントどーなの。(-""-;)

だいたい「子供の心をこれ以上傷付けないためにも、肥満児本人に減量を勧めることが出来ない」ってどんな理屈なのか分かりません。 ちょっと話が飛んでいるような気がしないでもないですが、まぁいいか。 とにかく「これ以上」というからには現時点で既に少なからず傷付いていることが前提なわけで、ここで言う「傷」の原因が肥満であることは明白なのですから、最初からそれを改善する方向で話が進むべきはずじゃないですか。 「いかにも子供のためを思ってます的言い逃れ」にしか聞こえません。 「肥満児童になんて関心ありませんでした」とは言えないだけかもしれませんね。


あと、本書にはもちろんアメリカが肥満大国になった要因も書かれているのですが、半分くらいは肥満が関連する疾病がいかに恐ろしいかという記述なんです。 その代表的なものとして2型糖尿病に焦点を当てている感じです。 でもそれって副題の『いかにしてアメリカは肥満大国となったのか』からは逸れているのでは? と思ってしまいました。 2型糖尿病もその他本著で挙げられている疾病も外見的には痩せている人が罹患することもあるわけで、これだけのページを割いて「病気が怖いから」ということを述べたいのであれば最初から「食生活と生活習慣の改善」を副題にするべきなのではないかなぁ。 その上「デブの帝国」だの「肥満大国」だのと言った単語を持ってきちゃうあたりからも、「やっぱり印税?」という思いにつながってしまうんですね。 あぁ、こんな風に考える自分がイヤ。 もっと純粋な心で世界を眺めたいです。(*/∇\*)

あ。でも。今更かもしれないですけども、ちゃんとした本だと思ってますよ。


久しぶりの更新でいきなり長く書いてしまった気がするんですけども、コツが掴めないというか、ちょっと頭がボーッとしているので勘弁してください。 もぅ半分寝てるといっても過言ではないくらいです。 風邪気味なのか、花粉症の症状なのか、自分でも判断のつかないところがミソ。あふぅ。

20080205.jpg
なんだかんだと言いながら、マックでこの本を読みました。 ビックマックセットにマックポークを追加して。 でも一応気を使って、飲み物はノー・カロリー・コーラにしているんですよ。 全然意味ないのは分かってるつもりなんですけども…。(>▽<) エライッ?!




ファストフードの記事↓
#『30日間マクドナルド生活』
 



タグ: 雑学 病気
posted by MOW at 20:01 | Comment(0) | TrackBack(0) | 読書
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