2008年03月20日

『メイン・ディッシュ』北森鴻


キッチンから食事をする場所までの距離って
とっても大切なんじゃないかと思う。

シャットンシャットンシャットン…
まな板の上で野菜を切る音が続く中で
グッグッグググッグツグツグッグッ…
コンロの上でなにやら煮られていたり。
この音が頭の片隅に聞こえてくると
だんだんと食べたくて仕方なくなってくる。

そこに匂いが混ざったりしたら、もう最高。
(* ̄ρ ̄) ジュルルー。


雪の降る日に道ばたで拾った同居人のミケさん。
彼はれっきとした人間の男なんだけれど正体不明。
存在感を消し去るときもあれば
何日も帰ってこないときもある。

だけど料理は絶品ね。
女優なんていうものを職業にしてるわたしには
願ってもない存在だわ。

紅林ユリエは今日も舌鼓。

メイン・ディッシュ (集英社文庫)
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作家の小杉隆一とともに劇団を主宰する主人公が
なんだかんだと湧き起こるナゾに挑戦する連作短編。

といっても謎解きするのは大抵ミケさんなんだけど。
(* ̄m ̄) プ。


読んでいてクイズ番組に参加している気分でした。
ミステリ小説を読むときでも物語性を重視するワタクシには
少しばかり荷が重かったみたいです。
なんだかナゾナゾを解く鍵の文字群を追っているだけみたい。

人物像も最初はミケさん以外はその他大勢という感じでした。
後半は紅林vs小杉コンビも面白くなってきた気がするけど
それでも登場人物の数が増えると、みんな同じか、みたいな。

でもアレかな。
ミステリで短編となると、しょうがないのかな。

そんなわけで、小説中に登場する数々の料理たちも
ワタクシにとってはキーワードのひとつにしか思えなくて…。
(この小説は料理も主人公のひとつらしいのに残念。)

単行本書き下ろしの「アペリティフ」と
それに続く「ストレンジ テイスト」は♪♪でした。


それにしてもあれですね。
花粉の舞っているこの季節は、読書が進みますね。
今日は雨降りだから花粉の量は少ないんだけど、
それでももう外出したいと思わなくなりました。
注:仕事にはちゃんと出ているのでご安心ください。
できればそれも遠慮したいくらいだけど。(* ̄m ̄)




posted by MOW at 20:41 | Comment(0) | TrackBack(0) | 読書
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