2008年03月24日

『流れ星が消えないうちに』橋本紡


時々なにかが入り込んでくる。

砂粒ほどの小さなものかもしれないし
自分よりも大きいものかもしれないし
細くて突き刺さるようなときもあるし
太いからズシンと重く響くときもある。

#最近ワタクシに入り込んできたのは、
縁日で買った出来立ての綿菓子みたいに
柔らかくて温かくて、その上光っていた。

だけど
入ってきて嬉しいものばかりではない。
中には嫌になってしまうようなものも。

嬉しくないものの方が多いくらいかも。


高校の頃からの恋人がこの世から去って
今、わたしは毎晩玄関で眠っている。
ほんのり月光が差し込む磨り硝子の下で
おやすみ加地くん、と口にしてみる。

高校で知り合った友がこの世から去って
今、僕はその恋人だった子と付き合っている。
かすかに星空の見える街の、夜空の下で
毎日のように加地のことを思い出す。

九州から彼女の父親が戻って来た。
夫婦の間に、なにかがあったらしい。

流れ星が消えないうちに
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日々の暮らしの中にあって
一瞬輝く小さな幸せを見つけるのは難しい。
あぁ、難しい。

大きな幸福を喪ったあとであれば尚更。
( ̄‥ ̄)=3 フゥ。


そういうところにいるのかな、橋本さんは。


紡がれる世界の中に浸っているうちに
なぜか色々なことを思い出してしまう。

ちょっと不思議。
この感覚、嫌じゃない。





posted by MOW at 19:40 | Comment(0) | TrackBack(0) | 読書
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