2005年11月09日

ほんとの《チルドレン》は、どこ?!

「チルドレン」伊坂幸太郎  ♪♪♪

いきなり銀行強盗の物語から始まるこの本は
5つの短編から成り立ってるんですっ。
短編とはいっても、登場人物の設定は同じだから、
短編連作集ってことになるのでしょうか?!
おもしろかったですよぉ、これはっ。


まぁ、一般常識人的な 鴨居くん
ハッキリ言って変人な 陣内くん
盲導犬と一緒の理知的 永瀬くん
今どき?!な雰囲気の 優子さん

メインのこの4人に、いろんな人が程良く絡まり合って、
なんとも言えない アッケラカン とした世界を創ってますっ。
ちょっとした推理小説みたいな気もするけど、
でも推理することが目的な物語ではないなぁ…

「あっ!こーゆーことだったんだぁ!!」
って何かに気付くことって 日常の中にも潜んでたりするでしょ?
そんな感じの推理だと思うー。
んー、でも銀行強盗って世間的には 日常じゃない ような。
どんどん矛盾が出てきてしまいそうなので、このへんで…。
(逃げ)
陣内くんから回ってきた芥川龍之介の本が
家裁に来ちゃった迷える高校生に渡った時、
目に見えて変わってくる 彼らの世界には
こんな調査官いいな、って驚いちゃうよー。
(注:大人になった陣内くんは家裁調査官だったりする)
「馬鹿馬鹿しいのはいいね」って誉めることが
今の世の中、少なすぎるのかもしれないねっ。
(注:芥川作品が「馬鹿馬鹿しい」わけではありませんっ)

盲導犬と一緒に立ってるだけで
お金を恵んでもらえる 永瀬くん
それを「不公平だ」と言って、
本気で羨ましがってる 陣内くん
こんな自然な関係を、心の中では 誰もが望んでいるんじゃないかな。


短編連作って言っても、読後感はそんな気がしませんっ。
この人たちの日常に降りかかる ちょっとした出来事 を
もっともっと続けて読んでいきたいと思わせる、そんな話。



タグ:短編 ♪♪♪
posted by MOW at 14:31 | Comment(6) | TrackBack(5) | 読書
この記事へのコメント
トラックバックしました。
♪♪♪だから、とても楽しんだみたいですね。
私も楽しく読みましたよ。ほんと面白かった。
伊坂幸太郎さんは、去年から読み始めた作家さんなんです。
「重力ピエロ」「陽気なギャングが地球をまわす」「オーデュボンの祈り」「アヒルと鴨のコインロッカー」「ラッシュライフ」読んでます。
春樹チルドレンて言われてるひとりだから、純文学ミステリーって感じしません?
これからも読んでいきたい作家さんです。

それにしてもMOWさん、本読むの早いですよ〜。それにもう立派な乱読家ですよ。
今日の記事の「パーティガール」面白そうですね。
トラックバックあるんだと思って見たら、アダルト!!迷惑ですよね、ほんと。早く削除しちゃってください。ここは書評ブログだっつーの!!



Posted by Duca at 2005年11月15日 21:18
Ducaさん、おはようございまーすっ。トラックバック大歓迎ですよ。
そういえばDucaさんのブログで トラックバックスパム(こう呼ぶんですよね?)に出会ったことないかも…。いいなぁ。
さっそく削除しちゃいましたので安心してくださいね^^
元々はスゴイ遅読だったんですけど、最近は人並みになってきた気がしたりしてっ。実を言えば、1日1冊も読めるわけじゃなく。昔読んだ作品も織り交ぜながら書いてるんですけども。読みたい作品に追いつけないのが哀しいです。へへ。
伊坂さん、面白かったですよー。春樹チルドレンなんですね(って良く知らないけど、影響を受けた作家さんですよね、たぶん)。また読もうと思います。
Ducaさんもブログの内容を変えたりして、楽しんでますよね。これからも宜しくですっ。
Posted by MOW at 2005年11月16日 08:58
はじめまして。
今年に入って伊坂さんの本は5〜6冊読みましたが、チルドレンが一番好きです。
居酒屋での「分からないように殴った」という話に関する過去の、
陣内がぬいぐるみの頭を貸せ!というシーンは思わずニヤリとさせられました。
Posted by ぶっか at 2005年11月27日 21:36
ぶっかさん、こんばんは!
コメントありがとうございますっ。嬉しいです^^
芥川話が頭に残ってるとはいうもののー、確かに“ぬいぐるみの頭”は「ブッ!」っと吹きだした覚えが…。陣内くーん…
伊坂さんの本、Ducaさんといい、沢山読んでるんですねぇ。ちょっとワタクシも負けてられませんっ。ノソノソと頑張っていきます。
ぶっかさんってば、お菓子好きなんですか?…ワタクシも好きです*^^*
Posted by MOW at 2005年11月27日 22:03
MOWさん、こんにちは^^
昨日に引き続きTBさせて頂きましたNo Story, No Lifeのpearです
コメントありがとうございました。

今日はこちらの作品の記事を書いて他の方のブログを拝見していたら、またMOWさんのところに辿りついちゃいましたf^^;
文庫派なもので古い記事へのコメントで失礼します。

遅まきながら最近伊坂幸太郎さんに嵌って呼んでいるのですが、この作品が一番好きです^^
ホント、面白かった!!

>なんとも言えない アッケラカン とした世界を創ってますっ。

これですね!
他の作品は少し暗い雰囲気があるのにこれはまさに「アッケラカン」としていて、それでいて深いテーマも潜んでたりする素敵な世界でした♪

またお邪魔するかと思います。
よろしくお願いします^^

Posted by pear at 2007年06月25日 02:04
おはようございます、pearさん。
また来ていただいてありがとうございまーす!
TB・コメント大歓迎ですっ。

チルドレン、おもしろいですよね。
軽いだけじゃなく、重いだけでもなく、……。みたいな。
伊坂さんは4冊読んだんですけど、ダントツに好きな作品です。
続きを出版して欲しいーっ!!
Posted by MOW at 2007年06月26日 07:05
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