すんごーく短いです!
短編集なんですけど、すんごーく短いです!
200ページくらいの本の中に、21個の物語が詰まってて…
くりかえしますけど、すんごーく短いです!
あ、短いのイヤじゃないんですよ、最近は。
短くても 好きになれる作品はあるんだって分かってきました。
これも乱読のお陰かなー?^^
それで、この作品はどうかってゆーと… 好きなんです。
でもホント不思議ですよねっ。
ナガーイ物語を読んだとしても 心打たれるかどうかは不確か。
それなのに!
10ページもないショート・ショートで ジンワリ感動しちゃう。
現実感がないのに 現実的な気がする
日常の出来事なのに 非日常な気がする
そんな不思議で素敵な世界が 広がってますー。
たくさんあるので全部は書きませんけど、
ワタクシ的には
愛犬の死に直面した女性の前に現れた男の子の話
「デューク」。
母子が父親と過ごす時間と5月の供養の因果関係
「草之丞の話」。
電話と孤独
「ねぎを刻む」。
この3つの物語がお気に入りですっ。
3つの内2つが怪談話のように思えるのは…我ながらショック。
そうだったんだぁ…ワタクシ、怪談好き
でもね、心配無用でございますよ。
そんな怖い話じゃなかったりするから。
どっちかってゆーと、のほほんとしてる感じ?!
うん、そんな感じー。あったかいです。
まぁ、ねぎの話はまったくもって幽霊
幽霊がでないってゆーだけで却下しちゃうのも わるいかなって。
てゆーかワタクシ、幽霊好きな訳じゃないんですけどね、ホント。
朝、新聞を読む前に この本から1篇選んで読んでみたら??
その1日が いつもとは少しだけ違ってくるかもしれませんね。
ちなみに デビュー作「桃子」も収録されてまーすっ。