2009年04月03日

『暁の寺』三島由紀夫

♪♪♪
読まなきゃ、読みたい、と思いながらも手を出せなかったこの物語。
読み始めてからも、それを進めることの難しさにのたうち回る日々。

そうです。
この豊饒の海第3巻から逃れるためだけに、映画を観ていたのです。
お陰様で映画通になれました(うそ)。


弁護士としてタイの国へと降り立った本多。
そこには、自分は日本人だと訴える姫君がいた。
7才の彼女の名は、月光姫だった。
パッタナディド殿下が
昔の許嫁の名前を末娘に付けたのだ。

暁の寺 (新潮文庫―豊饒の海)
暁の寺 (新潮文庫―豊饒の海)
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ここへきて完全に、今までは輪廻転生の傍観者(というか確認者?)だった本多さんが主人公となってしまいました。
これは危ない。
輪廻転生する主人公の物語を読みながら、世界を自分勝手に認識するための全4巻かと思っていたのに。
読者である自分と同じ立場だと思っていた本多さんが主人公になってしまったら、これは本多さんの物語になってしまうじゃないですか(当たり前)。
ていうことはなに?
第1巻と第2巻はどうなっちゃうの?
登場人物のひとりである本多さんの視点だったとしたら、それは本多さんだけのものであるはずで、事象としては成立していなかった可能性もあるということになっちゃうんじゃないの。
あぁ、どうしましょ。恐るべし、認識。

三島由紀夫さんが転生輪廻を信じていたかどうかは知らないけれど。
大乗だの小乗だのってワタクシちんぷんかんぷんだったんですけど。

ていうかまた燃えてますよ!
#映画『金閣寺』の映像が脳裏に浮かんじゃいましたよ!
同じ火事でも、あっちは「有」、
こっちは「有のためには無」というように思えます。
しかし燃やすの好きだなぁ、三島さん。

「身の毛もよだつほどの自己嫌悪が、もっとも甘い誘惑と一つになり、自分の存在の否定自体が、決して癒されぬということの不死の観念と一緒になるのだ。存在の不治こそは不死の感覚の唯一の実質だった。」(本文より抜粋)

豊饒の海シリーズ、記事はこちら
#1『春の雪』
#2『奔馬』
#3『暁の寺』
タグ:苦悩 ♪♪♪
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2009年03月23日

『森と湖と 東山魁夷小画集』東山魁夷

♪♪
ワタクシにとっては約一年ぶりとなる東山魁夷さんとの再会も、この1冊でひとまず終了となります。あぁ、3冊なんてアッという間ですね。今回は1962年から始まったご夫妻の旅行で、魁夷さんが心の故郷に出会ったという綴りなので、年代順としては先に読んだ#『ドイツ・オーストリア』よりもこちらの方が先ということになります。でもこの小画集は特に巻数をカウントしていないので、順番は関係ないかもしれません。今回の旅先は、スウェーデン・ノルウェー・デンマーク・フィンランドです。

好きな作品のひとつに「白夜光」があります。これってフィンランド(もしくはフィンランドのイメージ?)だったんですね。この文庫の印刷が悪い訳ではない、というかかなり良いと思うんですが、やはり実物を見た時の印象とは違うのが面白いです。機会のある方は、薄闇の中に輝く鋼色の湖面を、肉眼で鑑賞していただきたいです。

これらの小画集を読みつ眺めつしているときに、たまたまウィスキー・ボンボンを頂きました。パクリパクリと口に入れては、中に閉じ込められていたウィスキーがトロリと流れ出てくる感触を味わっていたからか、本の内容はどれもトロリとした心象として頭の中に残っています。それはそれは心地良くて、ドイツやオーストリア、京都、そして北欧を旅する魁夷さんもしくは魁夷ご夫妻に、自分が同行していたかのようです。

森と湖と (新潮文庫―東山魁夷小画集)
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2009年03月18日

『京洛四季 東山魁夷小画集』東山魁夷

♪♪
東山魁夷さんの文庫版小画集はいくつか発売されていたようで、今回はその中の3冊を知人からお借りしています。なにぶん四半世紀前の発売なので、シリーズの残りは家宅内における未解決の行方不明事件として時効扱いとなっている様です。平たく言えば「家の中のどっかにはあると思うんだけどねぇ。┐(  ̄ー ̄)┌」ということです。ワタクシとしては、何冊か見当たらないとはいえ、そんなに昔の本がこんなに綺麗な状態で保存されていることに尊敬の念を抱かずにいられないんですけど。

川端康成からの助言もひとつのキッカケとなり、何度も何度も京都へと足を運び、町中をスケッチしながら歩き回った東山魁夷。そのときの彼は、京と同化していたに違いない。

大好きな大徳寺の話題も出て来たりして、「やっぱり京を語るには大徳寺だよね。茶室だよね庭園だよね利休だよね秀吉だよね。魁夷さんってばさすが!\( ̄▽ ̄)/ ワーイ。」と唸っていたワタクシです。

京洛四季 (新潮文庫―東山魁夷小画集)
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2009年03月16日

『ドイツ・オーストリア 東山魁夷小画集』東山魁夷

♪♪
#先日は偶然見掛けたテレビ番組のお陰で東京国立近代美術館へ足を運び、画家の人物像に触れ、絵画を堪能する機会に恵まれました。その後は意外にも人様のお宅で魁夷談義に花を咲かせていたワタクシです。相当な好意を持ってしまったために、あちらこちらで「魁夷がっ。魁夷がっ!(≧▽≦)/」と連呼していたものですから、ついには文庫を貸してくださる方が出現しました。

これは1969年に東山魁夷が夫人とともに旅行した際の、エッセイと作品を載せた画集です。文庫サイズということと、ご本人の言葉が綴られていることの他にも、先日の展覧会に出展されていた作品も見られたので、ワタクシとしては親近感を持って眺め、読み進めることが出来ました。

ところでこの小画集。39点のスケッチも収録されているのですが、その中にはアイアンで装飾された酒場やホテルの看板が数点あります。自然の風景ばかりではなくて、人の存在を感じられるもの(看板はもちろん、建造物など)に惹き付けられる東山魁夷という画家も好きです。

ドイツ・オーストリア (新潮文庫―東山魁夷小画集)
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2009年03月03日

『梟の城』司馬遼太郎

♪♪
最近、我らが愛する#ブログ・サービスseesaa
新機能が追加されていたようです。
それは、携帯電話を使ってブログを閲覧した時に
自動的にひとつの記事を分割して表示する機能。
(今までは記事の全文を一括表示していた)
他にも少しずつ改良され続けているseesaaブログ。
この地道さが大好きです。

好きなんですけど、果たしてこの機能は必要だったのか。
ワタクシは全文表示された方が面倒くさくなくて良かったです。
┐(  ̄ー ̄)┌ ワガママダネ。


伊賀忍者:葛籠重蔵、黒阿弥、風間五平、木さる
甲賀忍者:摩利洞玄
謎の女性:小萩
歴史人物:豊臣秀吉、今井宗久、前田玄以、島左近

梟の城 (新潮文庫)
梟の城 (新潮文庫)
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映画化されたことは知っているけれど
映画も観ていないし、小説も読んだことがなかった梟の城。
それこそ地道な鍛錬の積み重ねで成立している忍者の物語。
#『故郷忘じがたく候』と一緒にお借りしたので拝読しました。

おぉー!
史実の蘊蓄が全然気にならない!\( ̄▽ ̄)/
(司馬遼太郎ファンの皆様、お許しを。)

いつもいつも言いますけど、
耳にタコが10個できるくらい言いますけど、
特別歴史好きではないワタクシにとって
司馬作品の鬼門といえば蘊蓄。
いや、蘊蓄ではあるまい。
司馬さんは、当時の状況を説明してくれているだけ。
それは分かってるんだけど、ワタクシの頭はパンクする。
この物語ではそんなことがなかったので、小躍りしてしまいました。

忍者が主人公ということで、歴史の裏側を覗き込む気分が味わえますが、
彼らの暗躍が結果的にも歴史の表舞台へ顕在化せずに終わったところが
これまた作家の妙技というものでしょうか。

スピード感に乗って一気に読み切ることができるけれど
ページ数を3分の2くらいに削っても良かったようにも思います。
┐(  ̄ー ̄)┌ ホント、ワガママダネ。

3月5日追記:
上記ページング機能に、表示データサイズの設定機能が追加されていました。やっぱりさすがです、seesaa(嬉)!!ワタクシは早速、設定を「大」にさせていただきました(基本は「小」だったらしい)。
タグ:歴史 恋愛 ♪♪
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2009年02月26日

『故郷忘じがたく候』司馬遼太郎

♪♪
どうだ!<( ̄^ ̄)> フンムー!!


「故郷忘じがたく候」
秀吉は朝鮮へ出征していた時期がある。
捕虜として連れて来られた人々がいる。
沈寿官氏は代々陶工を継いでいる。

「斬殺」
世良修蔵という名の長州人がいた。
新政府により会津征伐に向かった。

「胡桃に酒」
明智光秀にはたまという娘がいた。
たまは細川忠興のもとへと嫁いだ。
彼女のキリスト教洗礼名はガラシャ。

故郷忘じがたく候 (文春文庫)
故郷忘じがたく候 (文春文庫)
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読み終わったぞー!
しかも3日連続の更新だぞー!
ヽ(`◇´#)ノ ウォー!!

この本をお借りしたのはいつの頃だったろうか。
昨年のまだ暑さの残る季節だったような気がしないでもない。
というか絶対そうだった。9月だった。

ということで、声高に#予告したにも関わらず、間に映画の記事を2本も挟んでしまった「人から借りるだけ借りておいて何ヶ月も積ん読だけだったよシリーズ」が、ようやく始まりました。勝手にシリーズ化しちゃってますが、読んだ後の感想はいつも通りの相変わらずという…まぁその、なんていうか、あんまり意味はありません。
( ̄▽ ̄)ノ ワルイネ、ワルイネ。

ワタクシが好きだったのは表題作なんですけど
「胡桃に酒」も、また一興。
「斬殺」は読むのに時間をかけてしまったせいで
なにがなんだか分からなくなってしまいました。
歴史オンチはこういうときにツライです。あはー。

読後無性に黒薩摩(白ではないところがミソ)が欲しくなったのですが、どこに行けば入手できるのか分からず、といって自分にとっては感触が命の焼き物をネットショッピングする訳にもいかずに困り果てました。結局近所のお店で「黒い湯のみ」を380円で購入したのですが、意外や意外、その何でもない佇まいに満足しています。恐るべし、自分。
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2009年02月20日

『トンネル』ロデリック・ゴードン&ブライアン・ウィリアムズ


「ハリポタの次はこのトンネルざんす。」
という宣伝文句をどこかで読んだ気がします。


ウィル♂は14才。
穴堀りが好き。

ある日お父さんがいなくなった。
お父さんはトンネルを掘っていたらしい。

お父さんを探すことにしたウィル。
親友のチェスター♂と一緒に。

トンネル ボックス
トンネル ボックス
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ロンドンの地下にこんな秘密が?
という設定はやっぱり面白いですよねー。
まさに児童のための児童書で、
子供たちはワクワクドキドキするでしょう。

だけどよくよく考えてみたら…
地下トンネルを行ったり来たりするだけなので
大人は興味を持ち続けるのが少し難しいかも。

そしてなにより上下巻で一区切りしていないんですよ。
既に出版されている続編も
「また中途半端な終わり方だったりして?」
と思うと、読書意欲が湧きません。

こう考えるとシリーズ読破できた#ハリポタ
やっぱり相当すごかったんでしょうね。
(* ̄0 ̄*) ホー。

先日までの酷評続きを過去の闇に葬り去ろうと思って、結構長い上下巻を急いで読んだのに、終わってみればまた酷評気味だったりして「なんだかなぁ」と感じている今日この頃。「でもほら、一応♪ひとつ付いてるし!」なんて自分を鼓舞してみてもあんまり意味がないので、さっさと前に進みたいと思います。次回からは「人から借りるだけ借りておいて何ヶ月も積ん読だけだったよシリーズ」の始まりです。
posted by MOW at 16:20 | Comment(0) | TrackBack(0) | 読書
2009年02月13日

『1973年のピンボール』村上春樹

♪♪♪
あれれ。
鼠がいる。
ジェイがいる。
繋がっているの?

鼠だか羊だか青春だかの三部作の二作目
だったのでした。

ということは『風の歌を聴け』が一作目か。
そして『羊をめぐる冒険』が三作目らしい。

知ってたけど。(´0ノ`*)


1969ー1973年
会社を立ち上げた僕
双子の姉妹


ジェイズ・バー
3フリッパーのスペースシップ

1973年のピンボール (講談社文庫)
1973年のピンボール (講談社文庫)
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読み進めることに苦痛を感じない。
すらすらと皮膚の表面から染み込んでくる。

けれどもいかんせん厳しい。
だってだってだってー。
読む前と読んだ後、
ワタクシの前には相も変わらぬ現実があるんだもの。

鼠だか羊だか青春だかの三部作、記事はこちら。
#1『風の歌を聴け』
#2『1973年のピンボール』
タグ:♪♪♪
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2009年02月12日

『エンゼルバンク 1 ドラゴン桜外伝』三田紀房

♪♪
ちょっとちょっとー!
続きが気になって仕方がありませんよ!
<( ̄口 ̄||)> omg!!

友人が貸してくれたこのコミック。
転職についてのストーリーでした。
このブログの隅々までチェックして
あちこち飛び回っている方は分かると思いますが
ワタクシが今、この本を紹介するというのは
恐ろしいまでのタイミングです。
(そのタイミングが良いのか悪いのかは不明)


こちら龍山高校英語教師の井野真々子さん
(32才、独身、女性)。
教師に飽きたので転職希望だそうです。

ドラゴン桜でご一緒した桜木建二弁護士と、
新たに海老沢康生転職代理人も登場します。

エンゼルバンク 1 (1) (モーニングKC)
エンゼルバンク 1 (1) (モーニングKC)
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ドラゴン桜読んだことないんですけど。
ドラマで阿部寛さんが桜木役だったのは知ってるんですけど。
結構はまり役だったんじゃないかと思うんですけど。
今そう思っただけで、ドラマも観てないんですけど。

自己啓発本ってあんまり読んだことがありません。
文章を使って丸ごと1冊分「ああだこうだ」と諭されるよりは
この本みたいにコミックで多大なる間を描きながら展開した方が
気楽ではあるな、とは思います。

「信頼というのは結果」
「すべての物事は相場で決まる」(本文より抜粋)
この言葉は覚えておきたいです。

「転職というものを甘く考えている人向けなの?」と感じましたが、
1巻だけを読んだとしてもどうにもならない内容なので
今後の展開に注目するべし、ということなのでしょうね。

どうでも良いことですが(どうでも良い訳ではありませんが)
登場人物の区別を、「絵」だけでは判断できませんでした。

それにしても続きが気になる…!!
タグ:♪♪ 苦悩
posted by MOW at 17:06 | Comment(0) | TrackBack(0) | 読書
2009年02月05日

『家具をつくる、店をつくる。そんな毎日。 MAKING TRUCK』TRUCK FURNITURE


ちゃんと家具を選んだことってありますか?
ワタクシはありませんでした。(きっぱり)


家具を作って
家具を売って
そこに生活する。

そしたら自然と
こうなってました。

家具をつくる、店をつくる。そんな毎日。
-MAKING TRUCK-

家具をつくる、店をつくる。そんな毎日。 -MAKING TRUCK-
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本文中に「NEST」の意味について
書かれているページがあります。

「居心地のいい場所」っていう意味が
単語に含まれているんですって。

これを読んだときワタクシは
自分の店を出す時には
店名を「NEST」にしよう!
と思いました。

思っただけです。

インテリアに関して
自分の好みのジャンルが分からない人は
読んでみたらいいと思います。
ワタクシもそのひとり。

TRUCKの家具(インテリアではなく家具と言いたくなる)は
普通の、立派な、家具でした。

何風でもない、アンティークでもない、
自分で使い込むことができるものたち。

欲しいなぁ。(*´∇`*)


posted by MOW at 14:17 | Comment(2) | TrackBack(0) | 読書
2009年01月27日

『聖☆おにいさん 2』中村光

♪♪♪
ずっと気になってたんですよ。
だって#1巻が面白かったんだもんさー。


イエスとブッダ、
有給休暇満喫中♪
(in 立川)

聖(セイント)☆おにいさん (2) (モーニングKC (1720))
聖(セイント)☆おにいさん (2) (モーニングKC (1720))
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本屋さんに立ち寄るとするじゃないですか。
次から次へとコミックの新刊が発売されていく中
この『聖☆おにいさん』の1・2巻は
いつまで経っても平積みされていたんですよね。
なんだか良く分かんないけど
このシリーズってそんなに人気あるの?

とかなんとか思いつつも自分では購入しない日々が続き
1巻と同様、人様からお借りしちゃうに至りました。
「まるで節約家のブッダのようですね。( ̄人 ̄)」と
MOWさん、ご近所さんに言われたとか言われないとか。

1巻のときよりも話題作り(ネタ作り?)が熟れてきた感満載です。
物語の展開が幾分スムースになったお陰で、思う存分笑えました。
ていうか中村さん、勉強したなー。

ブッダのTシャツに書かれていた
「ラーフラ」が一番のツボでした。(* ̄m ̄)
いや、笑っちゃいけないんだけども。

タグ:♪♪♪ 友情
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2009年01月20日

『蕨野行』村田喜代子

♪♪♪
「5年くらい前に姥捨て山の映画を観たよ」
そんな言葉に、ワタクシはなぜか反応した。

よくよく聞いてみたら
姥が捨てられるのではなくて
姥が山で生活するだけだ、という。
しかも毎日里へ働きに来るらしい。

「なにそれー(>▽<)」
聞けば聞くほど、ワタクシは笑ってしまった。

里で面倒を見切れないから山へ追いやるのに、
毎日山から下りてきて、里で仕事をもらって
働いた見返りとして食料を得ていたならば…
そのまま里で生活していたって同じじゃん!!
と、思ったのだ。


押伏の村には秘密の掟がある。

六十歳から先は蕨野の丘で生活しなければならない。

今年は九人のジジババが野へ入る。

蕨野行 (文春文庫)
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読んでみたら想像と違っていた。
いや、聞いた話に間違いはなかったんだけれども、
ワタクシの貧相な想像の世界から
更に、遥かに、深い世界が、描かれていた。

生きるということに積極的になれた気がした。
ワタクシたちは生を飾り立てすぎているのかもしれない。

さらりとした読み応えだけれども、この先記憶に残るでしょう。

映画↓の方は、市原悦子さん主演でした。
わらびのこう
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2009年01月15日

『いつか王子駅で』堀江敏幸

♪♪
只今ワタクシは
初スキマスイッチ体験 グレイテスト・ヒッツ しながら
この文章を書いていたりします。
少しばかり時代の流れとズレている気がするのは無視してください。( ̄▽ ̄)ノ

堀江さんの物語の世界と、
合っているような合っていないような微妙な
いや、ほとんど合っていないと言って良い雰囲気です。
これはワタクシがスキマスイッチの音楽自体に
まだ慣れていないせいかもしれませんね。( ̄ー ̄;ソウカ?

ということで、奇跡の連日ブログ更新です。


しがない時間給講師の私♂
仕事で印を彫る正吉さん♂

「これから大切なひとに届けにいく」
正吉さんはそう言って、印鑑を手に消えた。
手土産用のカステラを、後に残したままで。

いつか王子駅で (新潮文庫)
いつか王子駅で (新潮文庫)
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堀江さんの本を読んでいると、ドキリとする言葉に出会う。

「人の仕事が天職かどうかを知るにはやっていることを見る必要はなく、ただその人の眼を見ればよい とうたったイングランドの詩人を思い出し、ああこの爺さんは根性のすわった米屋なんだとその眼を見ながら感じ入ったものだ」(本文より抜粋)

「単線という言葉は、字面では単数であるにもかかわらず現実には複数でしか存在していないものだ」(これまた本文より抜粋)

あと、「みずからを浅学非才と称しうるのは名実ともに優れた人格者でなくてはならないのである」という文章を読んで思い出した事があります。
先日の#謙遜大作戦は正しい用法だったのですね。
奥本先生失礼しました。
といいつつやっぱり気分は優れないんですけども。むは。

ところで堀江さんの作品の中で
日本が舞台の長編を読むのは今回が初めてです。
たしか短編はひとつ読んだことがありましたけども。
(と思うけどウロ覚え)

自分が主人公の「私」になって生きることができました。
やっぱりそれは、
舞台がどこであっても「堀江節に変わりなし」ということでしょうか。

フランスの田舎が舞台の方が好きだけど。

タグ:♪♪
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2009年01月09日

『きのう何食べた? 2』よしながふみ

♪♪
ええっと。
#昨年更新しました際に少々話題にのぼりました
「買って読んでるのに読み終わらないコミック」
を読み終えましたのでご報告です。


僕たちゲイのカップルです。
ふたりで一緒に住んでます。

きのう何食べた? 2 (2) (モーニングKC)
きのう何食べた? 2 (2) (モーニングKC)
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読み終えましたけど
あまりに時間をかけすぎてしまったせいで
(ワタクシの記憶力のせいとは言わない)
もう覚えていません。
( ̄▽ ̄;;) アハアハ。

そして。
ブログの記事をどうやって書いていたのか忘れました。
だって本のことを書くのって#去年の11月以来なんだもーん。
( ̄▽ ̄;;) アヘアヘ。#寛平さんファイト! ←特に意味は無し

ということで初詣のことでも書きましょうか。

………。

七草粥も食べ終えたというのに今頃になって初詣の記事だなんて!
しかもコミックの主人公であられます筧さん♂のこととか
そのパートナーとして君臨している矢吹さん♂のこととか
ましてやこの物語の重要部分である料理のこととなんかも
全く触れずに初詣の記事だなんて!だなんて!だなんて!
この分だと、このブログは今年も成長なし決定ですね。(* ̄m ̄)

20090109-1.jpg 20090109-2.jpg

2009年大晦日から元旦にかけて、
除夜の鐘を突いて初詣しておみくじひいて来ました。
凄く良いことばっかり書いてある「吉」をひきました。
それではまたー。


タグ:♪♪ 家族 恋愛
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2008年11月16日

『街の中に四季をつくる ポール・スミザーのパブリックガーデン』ポール・スミザー&日乃詩歩子


結局有明コロシアムへテニス観戦に行けなかったワタクシ。
(  ̄3 ̄) チェッ。
でもいいんです。
クルム伊達選手がシングルス・ダブルス共に優勝したから。

久しぶりに丸々1試合をテレビ(しかも録画)で観戦したんですが
厳しい(というか睨みを利かせてる?)表情のクルム伊達選手も素敵。


ところで、またポールさんの本を手にしてしまいました。

#平野さん
「雑木の庭は難しい」
と言っていたにも拘らず。

両者は何が違うんでしょうかねぇ。
二人とも植物とともに人生を歩んでいるのに。

平野さんは日本の庭を基本に考えているのに対し…


ポールさんは日本の庭に
自然を作ることを考えている。

街の中に四季をつくる ポール・スミザーのパブリックガーデン
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宝塚にあるシーズンズというパブリックガーデンを
ポールさんがプロデュースした、という話です。

「話」といったのも当然で、
植物についての記述部分はどうなのか分かりませんが、
シーズンズが本当の意味で完成するまでの文章部分は
日乃さんが書いているみたいですね。

とにかく写真が豊富で、眺めるだけで心地良いです。

ただワタクシは初心者(というか園芸を始めてさえいない)なので
植物の名称があんまり分かりませんでした。
写真に写っている個々の植物についての記述がないので
文章と植物を関連づけられなくて夢が膨らまないブー。

もうちょっと勉強してから読むか、
なんにも考えずに雰囲気を眺めるか、
どちらかを選択する本のようです。

もちろんワタクシは「眺める派」。(ノ・_-)
タグ:雑学
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2008年11月09日

『風の歌を聴け』村上春樹

♪♪♪
復帰後最初の段階から、クルム伊達選手が自らの目標としていた
#ニッケ全日本テニス選手権が始まっています。
ワタクシ応援に行けませんでした。( ̄ロ ̄||| oh no!!

今日は藤原選手とのダブルスで本戦第1回戦を勝ち抜きました。
あーもー!
次の週末まで勝ち残っててくださいね!
そうしたらワタクシも応援に行けるかも(あくまでも「かも」)。


1970年
帰省中の僕

女の子
ジェイズ・バー

風の歌を聴け (講談社文庫)
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小説を普通に読むのって久々だなぁ。
マズイなぁ。
いや、特にマズくもないか。( ̄▽ ̄;;)

そういえば昨日、#MEGAMAXなる家具屋さんに行ってきました。

風の歌を聴け.jpg

買わなきゃいけないものがあったわけではなくて
今後家具が欲しくなった時のための下見です。
こんなわけのわからないことに時間をかけているから
小説を読む時間がなくなっちゃうんですよねぇー。あはは。

まったく本の感想を書いていないけれど
村上氏の物語の感想なんて
そうそう書けるもんじゃぁございやせん。
一応読書日記なんだからこれはマズイか。
でも気にしない。(いいのか!?)

これから先の人生、
時々読み返すことになるだろうなぁ。
ということは、言うことができます。

鼠だか羊だか青春だかの三部作、記事はこちら。
#1『風の歌を聴け』
#2『1973年のピンボール』
タグ:♪♪♪
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