2008年04月23日

『天使のいた屋上』白鳥加寿彦

♪♪
あぁ!
残念無念。

ひらがなが抜けてましたよ、何カ所か。
こういうのを発見してしまうと、凄く哀しい。
<( ̄口 ̄||)> ウォーッ!!


あとは、情景が思い浮かべづらかったです。
たとえば校舎の屋上のどこにどんなドアがあって、小屋の雰囲気や構造とか、フェンスの高さや作りとか、それらのどこに誰がどんな姿勢で存在しているのか、とか。
頭の中にイメージが浮かんでこないときは、
考えながら読み進めることになったので残念。
ワタクシの読解力不足によるものだろうか…?


中学3年生のぼくは
今日も校舎の屋上へ上がる。
屋上のフェンスによじ登る。

1年前まではこんなフェンスはなかった。

ある日、立ち入り禁止の屋上に
ぼく以外の人が現れた。
しかも女の子。

自分のことを「おれ」と言う女の子に
ぼくはあの屋上で出会った。

天使のいた屋上
天使のいた屋上 モバイルの方はコチラ


主人公のヤジマハヤトくん♂と
ひとつ下のカワシロミズキさん♀の物語は、
途中で止められなくて一気に読んでしまいました。
( ̄◇ ̄;) エ?

そうなんです。
さっき残念だなんだと熱弁(?)をふるっていたのは、
本当にただ、残念だったというだけのことなんです。
あれ以外は、読んでいてドキドキしていたんですよ。


なんだろう、この魅力は…?
映画化も決定しているらしいけど、公開はいつ?
↑提起するだけの放置プレイ。(*/∇\*)

学園モノだけに主人公2人の恋愛模様の他にも
素敵な友人が登場するんですよ。
たとえばカシくんとか、ナホコちゃんとか。
その辺の具合もシックリきています。


そういえば先日友人の運転する車の助手席に乗っていて、
ワタクシはいきなり質問したんです。
「子供って6才くらいまでだっけ?」と。
そしたら友人はこう答えてくれました。
「いやぁ、もっと上じゃなかったかな。」

無性に可笑しくなって思わず笑ってしまったら、
「え?チャイルドシートのことじゃないの?」
と不安になった友人が聞いてきました。

確かにワタクシはそのとき、自分たちの前を走っていた車の、後部座席の真ん中にチョコンと座りながら、時々運転席の母親らしき女性にチョッカイをだしている子供の後頭部を眺めながら、「あの子はまだ4才か5才くらいに見えるけど、チャイルドシートを使わなくてもいいのかな。大丈夫なのかな。」と疑問に思って聞いたんです。 だけど肝心要の「チャイルドシート」という単語を使わなかったし、匂わせてもいなかったんですね。 自分でもそう思うなら最初からキチンと聞きなさいっていう話なんですけど、ワタクシの口から出てくるのはいつも言葉の足りない発言ばっかり。 この時はそれが特に酷かったと思う。 それなのに話が通じてしまうだなんて、不思議で嬉しくて楽しくて、ついつい笑っちゃいました。

「なんでチャイルドシートのことだって分かったの?」
ワタクシの質問に対して、友人は…
「なんでだろう。分かるようになっちゃったんだよ。」
困惑気味に、少しだけ口角を上げて答えていました。

友人って、いいね。
誰のお陰でそうなったかは置いといて。
( ̄▽ ̄;;) ナニ、ソレ。


とにかく。
読後の印象はちょっと薄いですけど
楽しんで読むことができた物語でした。
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2008年04月21日

『デザイナー37人の仕事場』デザインノート編集部


デザイナーさんたちが紹介されている本を
何冊か読んでいくと、
度々目にする方がいらっしゃいますね。
たとえば、古平正義さんとか粟辻デザインさんとか
#水野学さんとか#菊地敦己さんとか。

数多の中から選ばれてしまうんですから、
それはそれは今をときめいちゃってる方たちです。
(* ̄0 ̄*) スゴイ!!


トップクリエイターたちの仕事場は、
彼らの人となりや思考を体現する
ひとつの「作品」とも言える空間だ。
(「はじめに」より抜粋)

『デザインノート』誌が取材してきたものを
再編集してみましたよ。
デザイナーさんが事務所を構えている土地別に
分けて掲載してみましたよ。

六本木ー麻布:佐藤可士和、#黒田征太郎&長友啓典、坂川栄治、#カイカイキキ
表参道ー南青山:シンガタ、#田島照久#藤本やすし#山田英二#森本千絵、古平正義、#秋田寛#セキユリヲ
新宮前ー渋谷:箭内道彦、サイトウマコト、粟辻デザイン、#平林奈緒美#菊地敦己#大杉学、スープデザイン、#佐藤直樹
中目黒ー代官山ー恵比寿:#秋山具義#北川一成#水野学#コロボックル#グルーヴィジョンズ
銀座ー日本橋:#平野敬子&工藤青石#青木克憲#寄藤文平
その他:#ゴトウヒロシ、松永真、#信藤三雄#グラウンド、タナカノリユキ、#鷲見陽#立花ハジメ#ヒロ杉山#ナガオカケンメイ
(敬称略。掲載順。)

デザイナー37人の仕事場
デザイナー37人の仕事場 モバイルの方はコチラ


うぅ。
ワタクシいつもは文章を全部書いた後で
いろいろとリンクを貼るんですけれども、
今回は既にその作業を終了いたしました。
この本で紹介されていたデザイナーさんたちのHP、
貼れるだけ貼りました。疲れました…。
(-""-;) アフゥ。

でも頑張った甲斐があったと思う。思いたい!

デザインするモノだけではなく、それをクリエイトする「場(仕事場)」もデザインしているトップクリエイターさんたちの姿勢は、西村佳哲さんが#『自分の仕事をつくる』の中で語っていた「働く」ということに繋がっているのかもしれない。

そんな方たちですから、自分自身を表現する形のひとつである「HP」というものへのこだわりも相当なものなんでしょうね。 現時点でいくつか工事中のサイトもありましたが、いろいろ覗いていくととてもオモシロかったです。 みなさんも是非是非上のリンク↑からクリック&ジャンプしてみてください。
リンクに問題がある場合にはお知らせください。訂正させていただきます。<(_ _)>


それはそうと本の内容ですが。
1冊の本に37現場を紹介するということは、
当然ひとつひとつに割けるページが限られるわけで。
ワタクシ的には少しばかり物足りなかったです。

語り尽くせていないこだわりが、絶対もっとあるはず!
どんな考えでどんな仕事場になっているのか、
その辺りの思考具合を文章で読んでみたかったです。

でもでも、それはワタクシにとっての話。


デザインの仕事をしていて独立を目指している方は、
多くの現場を見比べることで
そこから更に自分自身のイメージが膨らむかもしれません。

タグ: デザイン
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2008年04月18日

『マンボウ遺言状』北杜夫

♪♪
なんじゃこりゃー!
\(* ̄□\) コリャコリャ。

いったいどうしたことでしょう。
読むことをあれだけ迷ったというのに
読み始めたらアッッという間でしたよ。

なんなんですか、どうしたんですか、どくとるマンボウ。
ずいぶんと雰囲気が違うんじゃない、どくとるマンボウ。
どうでもいいけど「どくとるマンボウ」だと敬称がつけられません。 「どくとるマンボウさん」とか「どくとるマンボウ先生」って変ですよね。 「マンボウ先生」になるのかな? 個人的には作家さんを「先生」で呼ぶのは違和感があるのですが、北さんはどくとる免許を持っていらっしゃるので「マンボウ先生」も自然な感じです。 だけど「斉藤先生」って本名で呼ぶならともかく、作家名で呼ぶ時はやっぱり「北さん」と言いたいです。 まぁどうでもいいと言えばいいんですけど。

というわけで、遺言状なのにおもしろかったです。
( ̄▽ ̄;;) ソレデイイノ?


作家:北杜夫
作家業を続ける元勤務医。
現在は足腰も弱まり、歯痛もする。
特に腰部疼痛は激しく、身も絶え絶え。
なにより、躁鬱。

早く死にたい彼は、遺言状を残した。

マンボウ遺言状 (新潮文庫)
マンボウ遺言状 (新潮文庫) モバイルの方はコチラ


最近ね、喫茶店で遭遇したんです。
携帯電話を有効活用している人に。

(その場に居合わせたM氏の証言)
いえね、その喫茶店に入って最初は全然気にしてなかったんですよ。 なんかこの人怒ってるなぁ、くらいで。 でも怒りの声が大きいのとあまりにも長く続くのとで、気になって仕方なかったんです。 それでドキドキしながらチラッと盗み見てみたら、ひとりで席についてコーヒーを飲んでる女性が、携帯電話を耳にあてて怒鳴っていたんです。
それでも珍しい光景っていうわけじゃないじゃないですか、いまどき電話で喧嘩してるくらい。 でもね、10分経っても20分経っても通話相手への罵りと、勤務先の会社の悪口が終わらないんですよ。 読書したくて入った喫茶店なのに全然本に集中出来ないくらいの大声で。 だから観察することにしたんです。 折角本が読めないんだから、その原因となっている人をジックリ見極める方が生産的でしょ? え?どっちも生産はしてない? いいじゃないですか、そんなことどうだって。
しばらくして奇妙なことに気付いたんです。 ずっと怒鳴ってるわけではなくて、折りたたみ式の携帯電話を閉じて、何度も会話を終わらせてるんです。 そしてしばらくすると携帯電話を開いて「もう!電話してくるんじゃないわYO!ヽ(`◇´#)ノ」って始まるんですね。
どこが奇妙なのかって? それが…彼女の携帯電話には、どこからも着信がなかったんですよ! 着信音も鳴らなければ、ブルブルバイブレーションもしない。もちろん着信表示も出ないんですよ。 電話に出る時通話ボタンも押さないし。 なんでこんなに詳しく分かるかっていうと、隣りに座ってたからなんです。 
そうは言っても隣りの彼女が実は相手のいない電話に向かって怒鳴ってるだなんて、自分の勘違いかな、っていう考えも捨て切れなかったんです。 だけど、何十分も経って彼女が出て行った後、その場に残っていたお客さんたち全員がどよめき始めたんです。 耳を澄ませてみたら「あの人通話してなかったわよねぇ?」「うん、うん。怖かった!」とか言う声があったので、やっぱりそうだったんだと思います。
それにしても人を観察するのって癖になりそうですね。 観察されちゃった彼女にはちょっと申し訳ないですけど。
(M氏の証言、終了)

彼女は今、どうしているだろう。
あの時叫んでいた通りに、会社を辞めただろうか。

なんにしろ彼女は、
「不特定多数の前で大声でわめき散らす」という
心身のバランスを整えるための行動に出ることができた。
まだまだ元気があるってことでしょう。
こちらからすれば???だったけれど。

なんでこんな話をしたんでしたっけ?
あぁ、そうか。
北さんが躁鬱だったからでした。
喫茶店で出会った彼女は躁だったと思います。
そしてワタクシは記憶の病気かもしれません。
( ̄▽ ̄;;) カモネ…


どくとるマンボウのシリーズ第1弾から
いきなりこの本へと飛んでしまったワタクシは、
かなり驚きましたよ。
だって、何十年も経過してるじゃないですか!
( ̄□ ̄;) ガーン。

あんなに元気に航海していた独身男だったのに、
いきなり孫まで出来ちゃってるだなんて。
何より長い間躁鬱病と戦っていたんですね、北さん。


作家友達や家族へ宛てた遺言や
思うところをあれこれ綴ったこのエッセイ集は、
読んでいて楽しかったです。
何が良いって、「もうダメだ、早く死にたい」などと声高に叫び続けている北さんが、この後も本を出版し続けているところがステキです。 これが本当の遺作になっていたら笑えないけど。
(* ̄m ̄) ププッ。

ワタクシが北さんのノリに慣れてきただけかも?

どくとる本の記事ならこちら。
#1『どくとるマンボウ航海記』
posted by MOW at 19:40 | Comment(4) | TrackBack(0) | ◇ 読書

2008年04月17日

『のだめカンタービレ 20』二ノ宮知子

♪♪♪
不思議や不思議。
のだめ熱が鎮火してきましたよ。
( ̄◇ ̄;) ナンデスト?!

こんな言い方↑をすると誤解を招きそうだけど。

もともと、ひとつのことで頭が一杯だとか
熱中してコレクションしちゃいましたとか
そこまでハマルことが少ないんですよ。
しかもそれが続くことは更に少ない。少なすぎ?

そんな中、二ノ宮さんののだめ
「あぁ…マングースが欲しい!(>▽<)」
と思うくらいのハマりようだったんですね。
これって凄いことなんですよ。ワタクシ的に。

まぁ実際のところはマングースも持ってないし、
しかも初期の単行本さえ手元には残ってないけど、
すごく好きだった。
┐(  ̄ー ̄)┌ ソノテイドカ!


清良とターニャとユンロンが出場していた
カントナ国際コンクールが終わるんですよ。
結果が出ちゃうんですよ。
ユンロンはとっくに終わってましたけど。

のだめはいまだにマスターヨーダから
ベーベちゃんと呼ばれているんですよ。
コンクールにも出してもらえませんよ。
学生生活はあと1年しか残ってませんよ。

のだめカンタービレ #20 (20) (講談社コミックスキス)
のだめカンタービレ #20 (20) (講談社コミックスキス) モバイルの方はコチラ


さすがに20巻までくると歴史があるというか、
最初の頃とは違うんだけど既に身体の一部というか、
いつまでも読み続けていくことができる状態ですよね?

そういう意味で、鎮火してきました。

だけどそうなると怖くもなってくる。
『ヒカルの碁』とか『フレンズ』とか
「まだまだこれからじゃないか!( ̄ロ ̄|||」
的な喪失感付きの終焉が待ち受けているようで
恐ろしいったらありゃしないじゃないですか。


あれ?
終わりを怖がっているようじゃ、まだまだ…
のだめ熱にうなされているってことなのかな?
(* ̄m ̄) プッ。

のだめの記事はこちら!
#1から13#14#15#16#17#18#19
#『のだめフェスティバル』
posted by MOW at 00:35 | Comment(2) | TrackBack(0) | ◇ 読書

2008年04月14日

『自分の仕事をつくる』西村佳哲

♪♪♪
まぁその…
#このまえ読んだ本に載ってたから読んでみた
っていうか、
読みたいと思った本の蔵書が図書館になかった
っていうか、
いわゆる繰り上げ当選みたいな感じで日の目を見た
(↑なんだか失礼な書き方をした気がしますけど、読む気だったのは確か。)
のが、こちら↓の本。


この本は
働き方をめぐる探索の、小さな報告書です。
(「まえがき」本文より。)

著者の西村さんが訪ねたのは、
八木保さん、象設計集団、柳宗理さん、IDEOのデニス・ボイルさん、パタゴニア社、ドラフトの宮田識さん、小林弘人さん、植田義則さん、甲田幹夫さん、ヨーガン・レールさん、馬場浩史さん、ファインモールド社。

コラムで働き方について聞いたのは、
深澤直人さん、伊藤弘さん、黒崎輝男さん。

自分の仕事をつくる
自分の仕事をつくる モバイルの方はコチラ


こりゃまたなんておもしろいのでしょう。
( ̄□ ̄;) ガーン。

自分一人だと考え方が凝り固まってしまうくせに
人の意見を受け入れることに抵抗を感じるような、
そんなワタクシは、自己啓発本が好きになれない。

だけどこの本は不思議。
モノ作りやデザインをしている人たちのお話と
それに続く著者の思考の巡り具合が、
「働くこと」を飛び越して「生きること」になっている。
啓発本ではない(と思う)のに啓発されてしまった(気がする)。
カッコ書きが多い(気がしないでもない)。


パタゴニア社の話の中に
サーフボード・シェイパー(サーフボードを削って作る人)の
植田さんが登場して、ひとつの映画を思い出した。

#『LIFESTYLE OF GERRY LOPEZ The Cleanest Line』

パタゴニアのオーシャン・アンバサダーである
ジェリー・ロペスさんを追ったこの映画には、
たしかひとりの日本人シェイパーが登場していた。
あれって植田さんだっただろうか。かっこ良かった。
(うろ覚えですみません。違ってたらすみません。)

この本に登場する人たちに繋がっているということは
ジェリーさんも働き方を知っている人だったのですね、
と妙に納得してしまいましたよ。


そうそう。
先日#あれやこれやのkbbさんが苦悩していた、
「村上春樹氏による長距離走身体作り計画」
についてもチラッと出ていました。
\( ̄▽ ̄)/ アララコララ

購入して手元に置いておきたいと思いました。
生き方のデザイン、揺さぶられちゃいますよ。

ていうかこういった本をおもしろく読めるって、
何か現状にマズイところでもあるんだろうか…?
無意識の中で「何かを改善しなきゃ!」とか
思っていたりするんだろうか。
(* ̄m ̄) ププ。

posted by MOW at 20:42 | Comment(2) | TrackBack(0) | ◇ 読書

2008年04月11日

『ぬかるんでから』佐藤哲也

♪♪♪
どうしよう。
何を書いていいのか分からない。


何を書いていいのか分からない、と言いつつも
1度試しに書いてみました。

だけどダメだった…。
すべて削除。即刻削除。
<( ̄口 ̄||)> omg!!


立派な書評ブログを運営しているつもりはないので、
いつも通りタララリランと書いてもいいのだけれど、
それでは許容されないことに、気付いてしまったよ。



「ぬかるんでから」「春の訪れ」「とかげまいり」「記念樹」「無聊の猿」「やもりのかば」「巨人」「墓地中の道」「きりぎりす」「おしとんぼ」「祖父帰る」「つぼ」「夏の軍隊」(全13篇収録)

ぬかるんでから (文春文庫 さ 45-1)
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官能的だと思う。

ぬめぬめとした言葉の世界に絡め取られ
不意に襲ってくる何者かの切先に傷つき
その全てが快感へと繋がり、脱力に至る。


「わたしの人生のあの瞬間、わたしは愛に満たされていて、世界は苦難に満たされていた。」(「記念樹」本文より)


音読すると、更なる吐息が漏れる。
(*´∇`*) アフゥ。


注:物語を読む行為に官能を感じただけで、官能小説ではありません。 残念でした あしからず。
posted by MOW at 21:50 | Comment(4) | TrackBack(0) | ◇ 読書

2008年04月09日

『キリハラキリコ』紺野キリフキ


初めて#WEB ダ・ヴィンチを覗いてみました。
ダ・ヴィンチ発の小説なるものがあるのですね。
2月刊行5作品の中で一番気になった表紙が、
紺野さんのツクツク図書館 (ダ・ヴィンチブックス)でした。

図書館HPをサクサク検索してみたら
片手じゃ足りないくらいの予約数じゃないですか。
余程のことがない限り予約待ちは回避したいです。
ということで同じ著者さんの他の本を借りました。
ちなみに、予約数は0でした。
d( ̄◇ ̄)b スバラシイ!!


季節が変わる頃に季節停電のやってくる街。
その停電の夜には、おにんぼが行われる街。

新学期の始まった4月8日、
2年7組になったキリハラキリコは
一番前の席におばあさんが座っている教室に
入って行った。

先生はまだ来ない。

キリハラキリコは日記をつけ始めた。

キリハラキリコ
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キリハラキリコのいる世界を読んでいると
紺野キリフキさん
社会に存在する矛盾を訴えていると分かる、
ような気がする。(ちょっと弱気)

「そんなことでいいのか?」
と思いながらもやり過ごしているようなことって
ごろごろ転がってるもんね。
そういったことを考えさせられる日記だった、
ような気がする。(またしても弱気)

とはいえ、そんなことはどうでもよくて、
不思議で笑っちゃうような日常を記した
2年生のキリハラキリコの日記でした。

考えない方が良いと思うのに
考えちゃうところがクヤシイなぁ。


読みながら感じていたのは
「かなりの学習能力を発揮して人間らしくなった
ブログ・ペットのウサギちゃんが書いた日記風?」
ということでした。

シュールなおもしろさです。
携帯サイトで1日平均6万アクセスというのは
分かる気がします。
更新を待ってサイトで読んでいた方が
本で読むよりも楽しく思えるかもしれませんね。
タグ:短編
posted by MOW at 21:44 | Comment(0) | TrackBack(0) | ◇ 読書

2008年04月04日

『魅せる看板 儲かる看板』高橋芳文

♪♪♪
「もしよろしければ、坂のほとりをご一緒しませんか。」

魅せる看板儲かる看板.jpg

桜の花びらが、今年も舞い始めましたね。


デザインの本はおもしろいです。
何をしたいワケでもないのに読んでます。
相変わらずです。
( ̄∀ ̄*)フフフ。


看板ひとつで
お客がどんどん寄ってくる!

あなたのお店が強くなる、
お客の視線をクギづけにする、

そんな看板、あります。

(表紙より抜粋)

魅せる看板儲かる看板
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どうもです。
素直に人を信じられなくなってしまっているMOWです。
( ̄ー ̄; ハハ…
でも疑うのも仕方ないと思うんですよね。
だって奥さん、こんな世の中ですものぉ。
(* ̄Oノ ̄*) ネェ。


この本は、ワタクシみたいに
「半信半疑だったけど一応手にして読んでみましたよ」
という方の方が、勉強になると思います。

それはナゼかというと、読んでみて驚くから。

だって…
タイトルといい、表紙に書かれている文章といい、
怪しいと思いませんか?
少なくともワタクシは疑っていました。


よく見ると分かると思いますが、表紙右下で
「そんな看板、あります。」
と断言されてしまっているんですね。
断言されると弱い小市民なワタクシも
ときには反発したくなるというものです。
「そんなことあるわけないでしょ」と。

だけど、それでも、気になってしまう。


そして中身を拝読すると、あらまぁ。
レイアウト、配色、字体から誘導視線まで
チェックするべきところを、キチンと網羅。

パッと見で疑問を持たせて興味を惹いた後の
「キッチリ仕事しています的態度」は、
俄然信用度がUPしちゃいますよ。
一見コワそうな人に優しくされた途端にズキュン!みたいな感じ?
ちょっと違う?



そして何より、
経営者や店側のコンセプトがしっかりしていないと
効果的な看板は作れませんよ。
良い看板だけ作ったところで、実際の企業や店舗が
良くなければダメですよ。(意訳気味。)
と言ってくれているところが好感です。


看板を作るときには、高橋さんに依頼したいです。
作ることがあれば、の話ですけども。
あ、でも自分で作る方が楽しいかも。(* ̄m ̄)


ということで、この本の存在自体が
高橋芳文さんの考える看板という存在そのもの
であり、また
高橋さんの会社へと顧客を誘導する立派な看板
だったんですね。


この本、とても気に入っちゃいました♪
疑いが信用に変わった途端、「もしかしたら洗脳されてしまったのかも?」と不安になるワタクシは、やっぱり小市民?\(-_-;) ファイト…!!

posted by MOW at 21:23 | Comment(2) | TrackBack(0) | ◇ 読書

2008年04月02日

『どくとるマンボウ航海記』北杜夫


「それって聞いたことあるかも!」

会話の中で食いついた「どくとる」という単語。
たしかに聞き覚えがありますよ、「どくとる」。

……。
記憶を辿ってみたら、思い出すことができました。
どくとるはどくとるでも「マンボウ」ではなくて
「チエコ」でした。
「ドクトルチエコ(先生)」。(*/∇\*) アハ。

聞き覚えがあるとはいっても、
リアルタイムでは知りませんよ。
チエコ先生ご活躍の時代に思春期は迎えてません。
そこまで年齢を重ねてません。これ重要ポイント。
試験に出る可能性もなきにしもあらず。念のため。
注:お若い方はスルーしてください。(* ̄m ̄)


どくとる違いではあったけど、
折角なので知人から借りてしまいました!


船に乗りこんでしまった。
水産庁の漁業調査船に、船医として。
そして、世界中を回ることになった。

5ヶ月間も海に生きていれば
いろいろもいろいろ。
あんなことやこんなことがあるのである。

とりあえず20の文章を書いてみたのである。

どくとるマンボウ航海記
NOimage中3.jpg モバイルの方はコチラ


先日バーで隣り合わせた壮年の男性は、
会話のすべてがオヤジギャグだった。
あれは困った。困ったちゃんだった。

ワタクシはオヤジギャグが好きなのです。
好きなんだけど、初対面の人相手だと…撃沈。
ツッコまれてナンボのオヤジギャグ(と思う)なのに、
相手に慣れるまでは容易にツッコメナイのだ。
特に明らかに年上で社会的立場も上の♂には。
愛想笑いをサービスしてたら、疲れちゃった。
( ̄▽ ̄;;) キャクナノニ?


どくとるマンボウの船生活を
口上のように軽妙な語り口で切り出したこの本。

読者を笑わせるために苦心し続けているような、
そんな気がして…。
オヤジギャグとは比ぶべくもないような博学さが
全面に渡って散りばめられているっていうのに、
「楽しまなくちゃ」といらぬ気遣いをしてしまい、
3分の1くらいまで読んだらお腹イッパイでした。


いえね、変なこと書いちゃいましたけどもね、
おもしろいんですよ。
読み始めの3つくらいは特に楽しめましたよ。
ほんとうなんですよ。
凄いのは、ほとんど時代を感じさせないような
瑞々しい文章だということなんですよ。
┐(  ̄ー ̄)┌ イマサラ?


ワタクシ自身が、「笑い」というものに疎いのも
ツラくなってしまった原因のひとつかもしれません。
どれくらい疎いかというと、
藤崎マーケットという名を最近知ったんだけれど
まだ観たことがないくらいに疎いです。
でもエド・はるみさんは少し前から知っていて
観た時は笑いました。(←珍しい現象です。)
d( ̄◇ ̄) コンナ ワタシモ ラフィングゥー。


ワタクシ的お笑い認知度は置いておいて、
ひと月に1つずつ20ヶ月かけて読むのならば、
飽きることなく全てを楽しめたんだと思います。
世間ではエコが声高に叫ばれているというのに、
モッタイナイ読み方をしてしまった…と、後悔。


どくとるマンボウ航海記.jpg「エコ」といえば先日、流行りの(?)エコ・バッグを購入いたしました。 図書館へ通うためにも、立派じゃないグチャグチャッと出来るペラペラの袋が欲しいと思っていたんです。 それらしきものを発見したと思ったら、それがエコ・バッグだったというだけなんですけど。 エコ的な使い方は、まったくする予定がないんですけど。 値段が高くてビックリしたんですけど。
( ̄▽ ̄;;) アハハ。



あぁ、どうしよう。
マンボウ遺言状 マンボウ遺言状 (新潮文庫) も借りちゃったんだけど、
もう既に随分と長い間借りっぱなしだし
スグに読まなきゃダメかなぁ、やっぱり。
( ̄▽ ̄;;) ナヤム…
posted by MOW at 20:27 | Comment(6) | TrackBack(0) | ◇ 読書

2008年03月28日

『ななつのこ』加納朋子

♪♪♪
桜。
桜の咲き誇る墓地に、あの人は眠っている。


毎月決まった頃にやって来ては
座布団に胡座をかいて昼間から日本酒をグイッ。
あの人がいる部屋は煙草の煙が揺らめいていた。

「MOW、こっちへ来い!」
呼ばれて、親の手前、仕方なく隣りへ正座した。
前歯の欠けてしまった口から出てきた大きな声は
隣りの小学生が理解するには難しかったと思う。

「うちの子になっちゃえよ、MOW。」
分からなかった。
分からないなりに分かりたくなくて、見つめていた。
あのとき考えていたことは今でも覚えている。
「どうして歯がこんなに茶色いんだろう?」
笑い声とともに大きく開いたあの人の口の中を
必死に見つめ続けて、幼い心を遠くへ飛ばした。


第3回鮎川哲也賞受賞作品。


「スイカジュースの涙」
「モヤイの鼠」
「一枚の写真」
「バス・ストップで」
「一万二千年後のヴェガ」
「白いタンポポ」
「ななつのこ」

ななつのこ (創元推理文庫)
ななつのこ (創元推理文庫) ななつのこ


歯が茶色くなった原因は今では知ってしまった。
あのときの疑問は解決したはずなのに、思い出す。


最近になって母の口からその話が出たとき、
あの人のあの発言は本気だったことが判明した。

我が家には他にも兄弟がいたし、
なにしろ忙しい税理士さんだったから、
あの人は他の家庭も会社も回っていたはず。
「それなのに、どうして自分だったのですか?」
聞いてみたいのに、あの人はもういない。


本の中に出てくる、はやて君がうらやましい。
あやめ色のカーディガンを羽織ったあやめさんに
ワタクシも会って相談してみたい。
どんな形でもいいから、答えを見出してほしい。
駒子なら…駒子ならどう思うだろうか。


そうそう。
笑顔と共に母の口からはこんな言葉も飛び出ました。
「あのとき貰われて行ってれば、今頃大金持ちね。」


桜の咲いているあの霊園に、行ってみよう。
実の親の元から離れることは出来なかったけれど
あの人のことが嫌いなわけじゃなかった。
美味しくない巨大なガンモを手にしてやって来る、
あの人の姿が今でも目に焼き付いている。


タグをつけようとして困ってしまいました。
短編だけど短編ではないし、ノスタルジックだけれどリアルでファンタジーではないし、ミステリだけれど…ミステリかな。

posted by MOW at 23:46 | Comment(0) | TrackBack(0) | ◇ 読書

2008年03月27日

『グレイがまってるから』伊勢英子

♪♪
ワタクシが散歩に連れて行くときは
ハピ子は綱を引っ張らない。
だいたい横に付いて歩いているか、
前に後ろに行ったとしても
綱がピンッと張りつめることはない。

父が散歩に連れて行くとき
ハピ子(セッター♀確か10才くらい)は
ゼィゼィ言って自分の首を絞めながら
綱を引っ張り続ける。
母のときも同様だったので、母は…
「私、もう疲れた。(T^T) グスン。」
と言って犬の散歩に行かなくなった。

むむむ? ( ̄へ ̄;) ムムム?

また別のときにはこんなことも。
「凄くつらそうに泣いてるから見に行ったら
 涼しげな余裕の表情で寝転がってるのよ!」
自分が弄ばれていることに、母はタメ息を付く。

むむむ! ( ̄へ ̄;) ムムム!

 グレイがまってるから3.JPG

我が家のハピ子は人を見るほど頭が良いのだろうか。
それとも…
そんな態度が結局自分の信用を失墜させていることに
気付かないほど頭が悪いのだろうか。
ナゾ。
(* ̄m ̄) プッ。


絵描きの家に、
シベリアンハスキーの子犬♂がやってきた。

絵描きの夫である建築家と
その2人の子供(大Mと小M)たちの家に、
真っ黒い瞳と鼻、銀灰色の毛並みの犬が来た。

ブルーグレイ色に家具が塗られた
絵描きの家にやって来たその子犬は、
「グレイ」と命名された。

グレイがまってるから (中公文庫)
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そういえばハピ子は去年の夏、
アレルギーが酷くなってしまった。

 グレイがまってるから4.JPG

痒くて仕方ないらしく、自分の口が届く範囲は
ガツガツ噛んでしまって毛が大量に抜け落ちた。
耳は赤く腫れ上がり、黒い耳アカ(?)が溜まる。
ソコもやっぱり痒いので後ろ足で掻いちゃうし。

あの時は散歩に出たときの世間様の視線が痛かったな。
ほぼ全身赤く血の滲んだ身体の犬を連れていると
「伝染性の皮膚病かしら?」
「飼い主に虐待されてるのかしら?」
などなどたくさんの疑問が湧いてくるらしい。

ちなみにアレルギーのことを知らない友人からも、
「あんまりイジメちゃダメだよ?」と言われてしまった。
イジメたりなんかしてません。
( ̄ロ ̄||| ガーン…

鶏肉から、果てはコットンまで、
それまでの生活と密接に関わっていたほとんどのものが
アレルゲンとなってしまっていて、さぁ大変。
毎日の服薬、2日に1回の耳掃除、週に1度のシャンプー、
食事内容の改善をしばらく続けて様子を見ることに。
そのうち薬の服用だけはなくなりましたが、
他のことはこれからも継続することが最低条件なんですが、
今現在は症状が落ち着いているので嬉しい限りです。

 グレイがまってるから5.JPG

グレイもアレルギー持ちだったんだね。
大変だったね。
ワタクシも、花粉アレルギーなんだよ。
ハピ子とワタクシと、そしてグレイと、
みんな仲間、だねぇ。

ていうか、キミのことを全然書いてなかった。
ごめんよ、グレイ。
(´▽`) アハハー。

posted by MOW at 18:59 | Comment(2) | TrackBack(0) | ◇ 読書

2008年03月24日

『流れ星が消えないうちに』橋本紡


時々なにかが入り込んでくる。

砂粒ほどの小さなものかもしれないし
自分よりも大きいものかもしれないし
細くて突き刺さるようなときもあるし
太いからズシンと重く響くときもある。

#最近ワタクシに入り込んできたのは、
縁日で買った出来立ての綿菓子みたいに
柔らかくて温かくて、その上光っていた。

だけど
入ってきて嬉しいものばかりではない。
中には嫌になってしまうようなものも。

嬉しくないものの方が多いくらいかも。


高校の頃からの恋人がこの世から去って
今、わたしは毎晩玄関で眠っている。
ほんのり月光が差し込む磨り硝子の下で
おやすみ加地くん、と口にしてみる。

高校で知り合った友がこの世から去って
今、僕はその恋人だった子と付き合っている。
かすかに星空の見える街の、夜空の下で
毎日のように加地のことを思い出す。

九州から彼女の父親が戻って来た。
夫婦の間に、なにかがあったらしい。

流れ星が消えないうちに
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日々の暮らしの中にあって
一瞬輝く小さな幸せを見つけるのは難しい。
あぁ、難しい。

大きな幸福を喪ったあとであれば尚更。
( ̄‥ ̄)=3 フゥ。


そういうところにいるのかな、橋本さんは。


紡がれる世界の中に浸っているうちに
なぜか色々なことを思い出してしまう。

ちょっと不思議。
この感覚、嫌じゃない。

posted by MOW at 19:40 | Comment(0) | TrackBack(0) | ◇ 読書

2008年03月22日

『デザインのたくらみ』坂井直樹

♪♪♪
いきなりですが。
もしかして『pen』ってすごい?!

たまたま手にして読んだ#先日のデザイン本
同誌連載ものの単行本化だったんですよね。
そして今回目に付いた本を開いたら…
またまた雑誌『pen』の連載だったらしい!
( ̄◇ ̄;) エッ? ホントニ?

今まで3冊読んだデザイン本のうち、
2冊が「『pen』モノ」ってどうなの。
すごい確率です。

それだけ手に取りたくなるような、
デザインとタイトルの本を作ってるんですね。
儲かってますね。(*´∇`*) ムフ。

このブログでもこんなにたくさん登場して
penpenペンペンぺんぺん連呼しちゃって、
ハッキリ言って経済効果ウン十億円(推定)ですよ。
ウソですそんな影響力はありませんごめんなさいすみませんm(_ _)m


これまで作品を創るときの創意や工夫を、デザイナー自身が「コトバ」にして解説したものは、あまりありませんでした。「百聞は一見にしかず」の逆をしたかったわけです。
デザインへの基本姿勢は昔も今も同じです。「誰もやったことがないからこそ、やる価値がある。今、世の中に無いものを作ることにデザインの役割がある」と僕は考えています。
(本文「はじめに」より抜粋)

デザインのたくらみ
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デザイナーやデザインについて語られているのに
そのものの写真は載ってなくて、イラストなんです。

日本庭園や国旗、ネイルアートなんかは目にするので、頭の中にイメージが浮かんできます。 でも、たとえばマッシモ・イオザ・ギーニが1988年に発表した家具コレクション「ダイナミック」についていきなり語られても、それがどんなデザインなのかは具体的には分からないわけです、ワタクシは。

それなのに、読んでいて楽しい。ワクワクする。
なんて不思議な本なのでしょう。

これは絶対、著者の坂井直樹さんのお陰ですよね。
飯田橋駅からアンチエイジングやつまようじまで、
このデザインはこうなんだ
こんなところがおもしろいんだ
僕ならこんなデザインがほしいな、という風に
デザインが本当に好きだと感じる文章なんですよ。

イラストで表現されていたから
坂井さんの気持ちが伝わってきたのかもしれない。
もしも写真が載っていたら、
次々出てくるデザインの多様さの後ろ側に、
著者の存在が隠れてしまっていたかもしれない。


目からウロコなことが色々書かれていたんですが、
ここでバラしちゃうのもアレですか?
でも1つだけいいですか?いいですよね?

デジタルカメラのデザインが、各企業の出自によって
違う形で表現されているということでした。 
たとえばワタクシが持っているオリンパスのものは
銀塩カメラの延長線上として考えられているので、
「左手でしっかりカメラを支え、被写体をファインダーでとらえ、握った指がレンズに触れず、右手の人さし指でシャッターを押す(本文より抜粋)」
というデザインなんだそうです。
確かにそうです。納得です。(* ̄0 ̄*) ホホゥ。

他の会社のデジカメはどうなのか気になりますか?
教えてあげない。(* ̄m ̄) プ。

posted by MOW at 19:09 | Comment(0) | TrackBack(0) | ◇ 読書

2008年03月20日

『メイン・ディッシュ』北森鴻


キッチンから食事をする場所までの距離って
とっても大切なんじゃないかと思う。

シャットンシャットンシャットン…
まな板の上で野菜を切る音が続く中で
グッグッグググッグツグツグッグッ…
コンロの上でなにやら煮られていたり。
この音が頭の片隅に聞こえてくると
だんだんと食べたくて仕方なくなってくる。

そこに匂いが混ざったりしたら、もう最高。
(* ̄ρ ̄) ジュルルー。


雪の降る日に道ばたで拾った同居人のミケさん。
彼はれっきとした人間の男なんだけれど正体不明。
存在感を消し去るときもあれば
何日も帰ってこないときもある。

だけど料理は絶品ね。
女優なんていうものを職業にしてるわたしには
願ってもない存在だわ。

紅林ユリエは今日も舌鼓。

メイン・ディッシュ (集英社文庫)
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作家の小杉隆一とともに劇団を主宰する主人公が
なんだかんだと湧き起こるナゾに挑戦する連作短編。

といっても謎解きするのは大抵ミケさんなんだけど。
(* ̄m ̄) プ。


読んでいてクイズ番組に参加している気分でした。
ミステリ小説を読むときでも物語性を重視するワタクシには
少しばかり荷が重かったみたいです。
なんだかナゾナゾを解く鍵の文字群を追っているだけみたい。

人物像も最初はミケさん以外はその他大勢という感じでした。
後半は紅林vs小杉コンビも面白くなってきた気がするけど
それでも登場人物の数が増えると、みんな同じか、みたいな。

でもアレかな。
ミステリで短編となると、しょうがないのかな。

そんなわけで、小説中に登場する数々の料理たちも
ワタクシにとってはキーワードのひとつにしか思えなくて…。
(この小説は料理も主人公のひとつらしいのに残念。)

単行本書き下ろしの「アペリティフ」と
それに続く「ストレンジ テイスト」は♪♪でした。


それにしてもあれですね。
花粉の舞っているこの季節は、読書が進みますね。
今日は雨降りだから花粉の量は少ないんだけど、
それでももう外出したいと思わなくなりました。
注:仕事にはちゃんと出ているのでご安心ください。
できればそれも遠慮したいくらいだけど。(* ̄m ̄)
posted by MOW at 20:41 | Comment(0) | TrackBack(0) | ◇ 読書

2008年03月19日

『猫はクロゼットに隠れる』リリアン・J・ブラウン

♪♪
なんだか最近急ピッチで読み進めているのが
このシャム猫ココシリーズなんですけども。
現在刊行されているものの半分くらいを
すでに消化してしまっているようですね。
もっとゆっくり楽しまなければ!!( ̄^ ̄;)

ということで、第15弾!


同僚が祖母から相続した屋敷。
クィララン♂は2匹の猫とともに
ひと冬を過ごすために引っ越した。

猫たちは気に入ったようだ。
なにしろ興味津々の造り付けクロゼットが
50近くもあるお屋敷なのだから。

そこから発見した文書を元にした
クィラランの一人芝居が喝采を浴びる中、
屋敷のかつての主人である老婦人の
自殺を知らせる連絡がカリフォルニアから入った。

ムース群では農夫が行方不明だし、
いったいどうしたことだろう。

シャム猫のココがクロゼットから持ち出す品々は
いったい何を意味するのだろう。

猫はクロゼットに隠れる
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元新聞記者で現在コラムニストのクィラランと
シャム猫のココ♂とヤムヤム♀の行くところ…
相変わらず事件が起こってしまっていますYO!
疫病神か?っていうくらいに。
( ̄▽ ̄;;) ホントダネ。

まぁそれはいいとして。( ̄□ ̄;) エェッ?!


クィラランの昔からの親友で、現在「ムース群なんとか」という新聞社の発行人兼主筆のアーチ・ライカ♂が、同新聞のフード・ライターであるミルドレッド・ハンステーブル♀と結婚することが決まりました!!
ヽ(∇⌒ヽ)(ノ⌒∇)ノワーイ♪
いやぁ、めでたい、めでたい。うん、おめでたい。

でもそれを「親しい友人の図書館館長ポリー♀」に
クィラランが伝えたときの会話は、こう↓なんです。

ク「アーチは二組で結婚式をあげようと提案しているよ」
ポ「その考えに反対してくれたことを祈ってるわ」
(ク:クィララン、ポ:ポリー。本文より抜粋)

ポリーのこの答えを聞いて安心してんだかしらないけれど、
クィラランってば肝心なところで鈍感力発揮というか…。 
「結婚する気はない」
と何度も公の場で発言している彼に向かって
「私たちも結婚しましょ」
とか彼女が言えるわけないじゃないですか。
そんなこと言ったら
「結婚という名の牢獄からは逃げるべし!」
という本能(?)に従って彼が逃げる可能性があるのに!
二人の関係が終わっちゃうかもしれないのに!

いや。
もしかしたらポリーから結婚の話を持ち出したりしないように
わざと伏線を張っているの?確信犯なの?
クィルなら十分にありえますよね。
(-""-;) ウムゥ。

実際のところ、ポリーの気持ちがどうなのかというところは記述がないので、本当に結婚する気がないのか、もしくは結婚に憧れてても言い出せないだけなのか、分からないんですけれども。 でも、本筋であるミステリの部分よりもそっちの方が気になって妄想が膨れまくりなんです。

リリアンさんのイケズ。(*/∇\*) アゥ。
(#先日に引き続き「イケズ」で締めてみる。)

ココシリーズ、記事はココにゃん。(=^・・^=)
#1.『猫は手がかりを読む』#2.『猫はソファをかじる』#3.『猫はスイッチを入れる』#4.『猫は殺しをかぎつける』#5.『猫はブラームスを演奏する』#6.『猫は郵便配達をする』#7.『猫はシェイクスピアを知っている』#8.『猫は糊をなめる』#9.『猫は床下にもぐる』#10.『猫は幽霊と話す』#11.『猫はペントハウスに住む』#12.『猫は鳥を見つめる』#13.『猫は山をも動かす』#14.『猫は留守番をする』
posted by MOW at 20:47 | Comment(0) | TrackBack(0) | ◇ 読書